神様のいたずら (ページ4)

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学校の門まで来れば

｢おはよー｣

大毅くんに声を掛けてきた1人の男の人

｢おー神ちゃんおはよー！｣

神ちゃんと言うらしい

｢…ん？その子は？｣

｢あー幼馴染みのA！
今日からこの学校に入学すんねん！｣

｢は、はじめまして｣

1つお辞儀をすれば

｢はじめまして！神山智洋です！よろしゅうな～｣

なんてにこにこしてる

｢よろしくお願いします！｣

｢そんじゃ、また教室で～｣

大毅くんにそう言って
神山先輩は先に行ってしまった

この人も関西弁なんだ～

なんて思っていれば

｢神ちゃんなー高校進学と同時に
こっち来たんやて～｣

｢そうなんだ～って、え？｣

なんでいきなりそんな事言ったのかと
びっくりして大毅くんの方を見れば

｢ん？やって神ちゃんが関西弁なの
気になっとったやろ？｣

なんて言う

｢いや、思ってたけど…なんで分かったの？？？｣

そう、そこだ、なんで私の考えていた事が
分かったのか不思議で仕方ない

｢そんなんAみとったら分かるわ！
何年一緒に居ると思ってんねん！｣

なんて笑ってる

｢えー？そんなんで分かるの？？？怖っ！！｣

なんて言ってみるけど
正直大毅くんが私の事をちゃんと見てくれてる
気がして少し嬉しくなった

｢分かるもんなの！！ほら！早くクラス見に行かんと
初日から遅刻とか笑えへんで！！！｣

そう言ってクラス発表の紙が貼ってあるところまで
連れて行ってくれた