WESTちゃん短編集 その2

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(黄)








寝室へ行き、誰も入れたことをないと伝えるとあからさまに嬉しそうにする流星が可愛らしい。


普段一人で寝てるとこに流星がいるのが不思議で、でもなぜか心地よくて安心する。


「ベット大きいしふかふかやな」


隣で寝転びながら微笑む流星の顔の美しさにドキリと心臓が跳ねる。


こんなとろけそうな瞳で見つめられて、惚れへんやつなんて絶対おらん。


そんな流星を独り占めしていることにも嬉しくなる。


…流星の腕枕で眠りにつく日が来るなんて。


急に顔が近づいてきたかと思うと、軽くちゅっと額、瞼、頬、唇にキスされる。


終わりかと思って瞑ってた目を開けると、首元にもちゅっちゅっと口付けられた。


擽ったくて、鳥肌が立つようなぞわりとするような感じがして、流星が触れてるとこに全意識が集中してしまう。


そのまま首を辿って耳朶にもキスを落とされる。


『っん、…』


流星が触れたところが熱くて溶けそう。


「…あかん、ほんま可愛い。淳太首と耳弱いん？」


流星の胸元にぎゅっと抱き寄せられる。


ドクドクと早い心臓の音が聞こえてきて、流星もどきどきしてくれてるんやなって。


『…わからへん』


「ふふ、これからもっと可愛い淳太見せてな」


本当に本当に優しく頭を撫でられる。


愛されてる、大事にされてる、言葉がなくてもそう感じるくらいに。





「…淳太、好きやで」


『俺も、好き』


ふふっと笑いあって、お互いの温もりを感じながら眠った今日は、きっとずっと忘れられない日。








end.







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