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それからこのぶつけられない気持ちをどうしようかと思い、今まで以上にドラムレッスンに励み、「Tomo」という名前でSNSにアップするようになった。
ドラムなら声も顔も必要ないし、母親にバレることもない。
Juntaのドラムの音を聴いてできる限り真似てみたり、他のバンドのコピーやオリジナルで叩いてみたり。
閲覧数が伸びる度に嬉しくなって、抑えきれない気持ちの高ぶりを少し解放できたような気がした。
そんなとある日、一通のDMが届いた。
差出人はバンドのマネージャーを担当している桐山さんという人から。
お話をするために電話番号を伝えるとすぐに電話がかかってきた
ドラムを担当している方が怪我をしたらしく、初めて行う配信ライブに出演してくれないかということやった。
……興味はあったものの顔を隠す訳にもいかんやろうし、母親にバレたらきついなと思いどうしようか迷っていると、バンドのコンセプト的に大きく顔は映さず主に全体を映すし、顔を隠してもいいとの事。
俺の投稿を見て顔出ししたくないことを察してくれたみたいやった。
しかもバンドメンバーが俺のドラムを聴いて、「ぜひ」ということらしく、素直に嬉しくなる。
「…そういう、ことなら」
橙「ありがとうございます！ではまた詳細は決まり次第連絡いたします。バンド名は……」
………っ！！
そのバンド名を聞いてあまりの衝撃に声が出んかった。
橙「……あ、ご存知なかったですかね？」
返事をしない俺に桐山さんが焦って聞いてくる。
……知ってる、知らないわけがない。
こんな、こんな嬉しいことがあっていいの？
あの神々しい人達が俺のドラムを聴いてオファーしてくれたってこと？
Ryuseiも聴いてくれたんかな……？
「…し、知ってます！大好きです！」
橙「あっ、そうでしたか〜！ならよかったです！」
人が良さそうな桐山さんの安心した声が聞こえてくる。
でも全然耳に入ってこなくて、頭の中はRyuseiのことでいっぱい。
Ryuseiが歌ってる後ろで演奏できるなんて…。
夢みたいで、現実の出来事とは思えへんくらい。
ライブ出演は1ヶ月後。
そして10日後には皆さんと打ち合わせとして会うことになっている。
彼らはたった一度だけ話した俺のことなんかきっと覚えてないと思うけど、もし覚えててくれたら……なんて淡い想像してしまうくらいには夢心地やった。
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流優(プロフ) - ゆいさん» お気遣いのお言葉もありがとうございます。ゆい様も体調お気を付けくださいね。 (2021年9月19日 19時) (
レス) id: b558de14c9 (このIDを非表示/違反報告)
流優(プロフ) - ゆいさん» なかなかコメントをいただけず、楽しんでもらえていないのかな…と不安に思っていたので、ゆい様のお言葉本当に嬉しいです…！1から読み直してくださったんですね！キュンキュンしていただけているようでよかったです。私も青×桃大好きですのでまた書きますね^^* (2021年9月19日 19時) (レス) id: b558de14c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新嬉しくて、1から全部読み返してきちゃいました！流優様は桃を可愛く書かれる天才です…青の年上彼氏感も大好物なので特に青×桃はキュンキュンさせて頂いております。体調にはお気をつけくださいね。今後も楽しみに読ませて頂きます。 (2021年9月19日 18時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流優
| 作成日時：2021年7月24日 23時
