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(青)
戻ってきた望を床にペタンと座らせて、髪を乾かしてあげる。
後ろから見つめることあんまりないけど小さな顔に対して大きな耳が可愛い。
なんて思いながら乾かし終えると、ふわふわになった髪の毛。
『ありがと、りゅーせ』
こっちに振り返って、下から見上げてくる自然な上目遣い。
「どういたしまして」
ふわふわの髪を撫でると、膝にすりすりしてくる。
猫みたい。
「ここ、おいで？」
膝をぽんぽんとすれば、向かいあわせで乗っかってくる。
首元に顔を埋めて抱きついてくるのもいつものこと。
『ふふ、りゅーせ』
「んー？」
『すきぃ』
「俺も」
『すき、言うてくれへんの？』
少し拗ねる望とおでこをこつんと合わせて、
「だいすき」
『うわ、ずるいっ〜！！キュンてしてもうた』
「へへへ」
『俺もりゅーせのことキュンとさせたいっ』
「ふふ、キュンとさせてみて？」
『んーー、』
意外と思いつかないのかだいぶ悩んでる。
もうその姿にキュンとしてるんやけど、黙っとこ。
『っあ！』
突然首に腕を回してきて、あざとく顔を傾ける。
『なーあ、ベット連れてって？』
「………、」
『え、キュンとしてへんの？』
ぴえんの絵文字みたいな顔をしてる望がほんまに可愛すぎる。
「んーなんかそれはズギュンって感じ」
『え〜なんなんそれ〜』
「んふふ、うそうそ。望といるだけでいつもキュンとしてるで？」
ちょっと意識してあまーい声で伝えれば、みるみる赤くなる耳。
自分でもわかってるのか両手で耳を隠してる。
「ふはっ、そういうとこ！」
よっぽど恥ずかしいのか着ていたパジャマの中に潜り込むように顔を隠してしまった。
やから、そういうとこやのに。
パジャマを下に引っ張って顔を出させれば、ぐちゃぐちゃになってる髪の毛。
撫でるついでに軽く整えて、恥ずかしそうに顔を逸らすからほっぺたを両手で包んで目を合わせる。
「望は何してても可愛くて、いつもキュンとしてしまうねん」
『…流星はいつもかっこよくて優しくて、俺もキュンとしてしまう』
「んはっ、この今の会話、おそろいのパジャマよりもバカップルやわ」
『んふ、いいの〜バカップルやもん』
ぴたーっとひっついてくる望をもっと近くに抱き寄せる。
「もうほんますき」
まあまあいい歳やけど、バカップルもええなあ、なんて。
end.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次ははまかみです☺️
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流優(プロフ) - ゆいさん» お気遣いのお言葉もありがとうございます。ゆい様も体調お気を付けくださいね。 (2021年9月19日 19時) (
レス) id: b558de14c9 (このIDを非表示/違反報告)
流優(プロフ) - ゆいさん» なかなかコメントをいただけず、楽しんでもらえていないのかな…と不安に思っていたので、ゆい様のお言葉本当に嬉しいです…！1から読み直してくださったんですね！キュンキュンしていただけているようでよかったです。私も青×桃大好きですのでまた書きますね^^* (2021年9月19日 19時) (レス) id: b558de14c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新嬉しくて、1から全部読み返してきちゃいました！流優様は桃を可愛く書かれる天才です…青の年上彼氏感も大好物なので特に青×桃はキュンキュンさせて頂いております。体調にはお気をつけくださいね。今後も楽しみに読ませて頂きます。 (2021年9月19日 18時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流優
| 作成日時：2021年7月24日 23時
