おいしい関係 番外編 （赤）

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−♪♪♪♪♪







「もしもし。」



望『Aちゃん帰ってきたで！』



「知っとるわ。」



望『めっちゃ可愛なってんで！あ、ちょっと待ってな。』









小瀧は電話の向こうで誰かと喋ってる。








望『今日みんなで飯行くことなった！また連絡するわ！』









切られた…






あぁぁぁあ！！もう！！






何でこんな日に出張なん？！？！







嫌がらせや！ほんっっっまあの鬼部長め！








ホテルに戻ってテレビ見ながらひとり酒。








今頃みんなはAとおるんか〜。









はぁ……









−♪♪♪♪♪








「もしもし。」



香『あ、しげ？』







ほんまこのカップルは何やねんもう。







「何や。」



香『ごめんね〜、彼氏よりも先にAに会っちゃって。』









遠くで「何言ってんの(笑)」てAの声が聞こえる。







あぁ、ほんまに戻ってきたんや。









香『喋りたいでしょ？代わるね。ほらA！』






ドキドキして待つ。







A『…もしもし。』







遠慮がちに聞こえてきたAの声。








「おう。」



A『何でいないの。』



「は？(笑)」



A『何で福岡なんか行ってんの！』



「…怒ってるん？」



A『怒るわ、あほ！』







ばり怒ってるやん(笑)







「俺に会えへんのそんな嫌か〜。」



A『……うん、嫌。』









てっきり「そんなわけないじゃん！」て言われるかと思ったのに。






…ほんまあかんわ。









A『…明日帰ってくるんでしょ？』



「おん。夕方の新幹線で。」



A『そっか。気をつけて帰ってきてね。』



「おん、ありがとう。」








声聞いたんいつぶりやろ。








やり取りはあったけど、お互い忙しかったからなあ…








ほんまはよ会いたい。









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