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望side
Aの「いってらっしゃい!」て送り出してくれた笑顔が絶賛脳内リピート中。
俺の「毎日こんな朝がええ」はサラッと流されたし。
はぁあ……
軽いクラクションの音がして顔を上げると宮っちやった。
車にはしげと照史がいた。
「おはよーす。」
大「おはよ!」
照「よ!朝帰り!」
宮「はい、おはよー。」
座っても後ろからの視線を感じる。
大「なあなあ、いってらっしゃいのチューしたん?(^^)」
「するわけないやん!付き合ってへんし!」
照「お前顔に出てんで、朝から幸せや〜て。」
「嘘やん…」
宮「朝ご飯食べた?」
ミラー越しに宮っちと目が合う。
「最っっっ高の朝飯食ってきた。」
大「A作ってくれたん?」
「おん!起きたら、ご飯もうちょっとかかるから先シャワー浴びて来て、て言われて浴びて出るやん?もうテーブル見た瞬間抱いたろか思たもん。」
照「何やったん?」
「ご飯、お味噌汁、焼き鮭、玉子焼き。あとリンゴも!」
大「うわ!最っ高!」
「やろ!?」
照「それやばいな。想像しただけでヨダレ出る…」
宮「照史、それただの食いしん坊だから。」
照「や!言わんといて!」
大「結婚したらこんなんかな〜とか思たんやろ?(^^)」
「そりゃあな!」
大「ほんませこいわ〜。」
照「Aちゃんに言っとってや!今度朝飯食い行くわ!て。」
「絶っっっ対言わへん。」
照「何でやねん。」
「あの朝飯を食っていいのは俺だけや。」
大「彼氏でもないくせに何言うとんねん(笑)」
最後のしげの言葉は聞こえなかったフリをして携帯を開くとAからメッセージが来ていた。
<また一緒にご飯食べよ。
<仕事頑張ってね(^^)
当たり前やん!>
鍋も朝飯もほんっっっまに美味かった!>
ありがとう!!!>
Aの朝飯のおかげで撮影も絶好調で進んだ。
次の現場に移動する車に乗ってすぐ、携帯が鳴って見ると廉からやった。
「もしもし。」
廉『あ!のんちゃん!』
「どしたん?」
廉『ちょっとAちゃん借りるね!』
「は?ちょ、廉!」
電話はブチっと切られた。
何やねん、A借りるって。
しばらくして廉からAがケーキを食べてる写真が送られてきた。
え…何でAと廉が一緒おんねん!
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一波(プロフ) - やっと読みに来れて、読み終わりましたぁ。よかったです!そして、真央さんは桃色ジャス民なんですね!ハッピーエンドでよかったです!完結お疲れ様でした (2018年11月4日 3時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても大好きな作品でした!今後の作品も楽しみにしてます^^* (2018年6月30日 22時) (レス) id: 43623a3210 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 現実じゃありえへんはずなのに、自然に思えてしまう不思議なお話です。続き楽しみにしてます! (2018年3月21日 0時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
真央(プロフ) - ゆゆさん» 私も打ちながらニヤニヤしてます(笑)ありがとうございます! (2018年2月12日 19時) (レス) id: e283a57b68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 2人の関係が可愛すぎてニヤニヤしながら読んでますw 続き楽しみにしてます! (2018年2月6日 3時) (レス) id: 29638f1bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真央 | 作成日時:2018年1月9日 1時