☆近所の夜空（赤・熱） ページ7
赤side
スタッフ「重岡さんの曲、進捗どんな感じですか？」
「んー…、まだ納得いかへんっていうか、
完成までもう少しほしいです…」
スタッフ「わかりました、レコーディングのスケジュールとかも考えないといけないので、ちょっとペースアップお願いしますね。」
「わかりました、すみません…」
このやり取りを最後に打ち合わせが終わった。
緑「おつかれーっ、俺先帰るわ！」
桃「はーい、俺次あるから、またあとで。」
次々と会議室を出ていくみんな。
俺の作詞作曲が進んでないせいで、
中々話が次へ進まない。
申し訳ない気持ちでいっぱいで、
みんなと俺との間に少し気まずい空気が流れる。
最近はずっとそんな感じ。
俺がやらせてほしいと言った、
新しいアルバムに入る7人の曲の歌詞作曲。
早くレコーディングの日程を決めないと、
みんなも忙しいのに。
曲が完成する目処が立たへんから、
決められへん。
ペース悪いなっていうのは自分でも分かってて、
それ故にみんなの視線が怖くなる。
黄「しげ今日終わりちゃうん？
一緒に買い物して帰ろや。」
「あー、俺行きたいとこあんねん。
ごめん、先帰って。」
ほんまは一緒に買い物して帰りたい。
でも今は、そんな時間あるなら曲作れって思われるような気がして。
橙「あんま、気負わんときや。
焦ると出るもんも出えへんなるで。」
トントンっと俺の背中を叩いて、
照史は淳太と一緒に出ていった。
「はぁ…、」
気がつけばため息ばっかりついてる。
なんか思いつくかもしれんし、
どっか散歩でもいくか…。
「おぉ、さむっ…」
最近めっちゃ暖かかったのに、
やっぱ夜はまだ寒いか…。
人との出会いや別れをテーマにした曲にしようと思ってて、曲も歌詞もほとんど出来てる。
ただなんかこう、自分のなかにピッタリとハマるものではなくて修正を繰り返してる。
胸張って完成って言えるには、まだまだや。
そんなことを考えながら、
見つけた公園でブランコに座る。
座るとこも鎖も冷たくて、
俺の心も冷やされる。
「はーぁ、俺かっこわる…」
見上げた夜空には、
都会には珍しく星がたくさん見えた。
「懐かしいな…」
地元の夜空を思い出す。
俺が上京するとき送り出してくれたやつら、
転勤で遠くにおる地元の友達。
みんな、元気かな。
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blue(プロフ) - グズグズ神ちゃんすごく可愛かったです‼︎ありがとうございました！ (2022年4月28日 1時) (
レス) id: 2c82dc0af0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！本当にスローペースで申し訳ありませんが、お付き合いいただけると嬉しいです！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はまちさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - s.d.westさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - blueさん» リクエストありがとうございます！おそくなりすみません、書かせていただきます！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ | 作成日時：2021年2月23日 2時
