ONE to SEVEN

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赤side



目が覚めた瞬間分かる。


あぁ、薬飲んだのになあ…。



昨日よりはちょっとましな気もするけど、


熱は絶対にある。


一応測っとくか。





体温計に表示されたのは、37.8の数字。


ん〜、まあ昨日よりは下がってる。


薬飲んでいけば、微熱程度で仕事できるんちゃう？



今日は、メンバーとの仕事じゃない。


やから、テンションあげる必要もないし、


雑誌の取材やからあんま動くこともない。



まあ夜までやから、ちょっと気は重いけど。



朝ごはん、食べな。


また買ってきたゼリーを食べて薬を飲む。


うーん、洗濯は夜でいいや。



♪〜


あ、お迎えきた。


　「おはようございます。」


今日のスケジュールだけ一緒に確認して、


俺は目を閉じた。


多分マネージャーも俺が体調悪いの気づいてる。


それでもなんも言わず、そっとしといてくれるんは、


ほんまにありがたい。



マネ「着きましたよ〜」


その声で起きて、車を降りる。


紫「あれ、しげ？

　 おはよう！」


え？


はまちゃん？


　「あ、んんっ、おはよ」


紫「大丈夫か？」


寝起きで声が出んかった。


　「ん、大丈夫。

　 寝とってん笑」


紫「そっか笑

　 今日は、ずっとここなん？」


　「うん、夜までここや。

　 はまちゃんも？」


紫「おん、俺も夜までここやあ。

　 じゃあ、俺そろそろ行くな〜」


バイバイって手を振ってさっさと中に入ったはまちゃん。


それも、俺の体調に気づいての優しさなんやろうなあ。


いつもやったら、もっとテンションあげて絡んでくるもん。




みんなの優しさ無駄にせんように、しっかりせな。

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