検索窓
今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:162,142 hit

-30- ページ30

赤side



 「あきと、あつい…」




せっかくお休みやのに、


わざわざ来てくれたことが申し訳なくて。




謝ったら、急に抱きしめられた。




橙「ごめんごめん笑

  ちょっと元気そうやな?」




正直、昨日楽屋ではまちゃんと話してから


その後の記憶がほとんどない。




めっちゃしんどくて、



何回も何回も同じ夢を見た。






みんな、離れていくねん。



こんな奴がセンターなんてやってられへんって。




でもその度に、優しく温かく包んでくれる人がいて。



はまちゃん。





熱のせいで、夢と現実どっちがどっちか、




わからへんかった。






でも、あの温もりが現実であってほしくて。



かけてくれる優しい言葉が本音だと信じたくて。






橙「起きてられそうなら、リビング行こか。

  この部屋もちょっと換気したいし。」



交代で来てくれた照史も、


優しく受け止めてくれる。





 「ん、ソファいく…」



よっしゃ!と気合を入れて立つ照史に、


なんとか支えてもらってソファまで移動できた。





まだ熱のせいか、ふわふわや…。



橙「俺、寝室の窓開けてくるからまっててな」





 「…ん?」



テーブルの上に見つけたメモ。



この字は、はまちゃんやなあ。






橙「あ、そのメモみた?笑
 
  ごはん食べれそうか?もう、14時やけど。」




 「んー、いい…。」




食欲はなくて、ぼーっとする。




橙「そか、ほんならウイダー飲み。

  ちょっとでも栄養とっとこな。」




優しさが沁みて、ため息がでる。







橙「しげ、誰に何言われたか知らんけど、

  今は体調戻すことだけ考え。

  俺らはいつでも味方やから。」




 「…ん、あきと、となりいて…?」




自分でも、びっくりする様なお願い。



でも心は、求めてたんかなあ。

-31-→←-29-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (147 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まゆ(プロフ) - らいおんさん» ありがとうございます!長くかかっちゃいましたが、無事終えることができました^_^是非よろしくお願い致します! (2021年2月23日 1時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
らいおん(プロフ) - 完結おめでとうございます!メンバーみんな優しくてしげちゃんが羨ましくなっちゃいました(ハート)こんなお兄ちゃんが欲しいっ!笑 続編も楽しみにしています^_^ (2021年2月22日 22時) (レス) id: d8e1e854ec (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!最後まで頑張りますのでお付き合い頂けると幸いです!! (2021年2月21日 9時) (レス) id: 9920829a83 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 今日この作品と出会いました!すごく面白いです!作者さんのペースで更新頑張ってください!これからも楽しみにしていますね!! (2021年2月16日 20時) (レス) id: 0120ebfb1e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - らいおんさん» はじめまして。コメントありがとうございます!感想を頂けてとても嬉しいです!私も自分でニヨニヨしながら書いてます笑 引き続き頑張りますので是非お付き合いください!! (2021年2月7日 0時) (レス) id: 9920829a83 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まゆ | 作成日時:2020年8月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。