うぇすとの女の子は姉さん。９【LAST】

その儚さが怖い ページ22

濱田side




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“ はるが倒れた ”




“ 今すぐここの病院に来い ”







グループメールに届いたマネージャーからのメッセージ




は？Aが倒れた？



なんで………





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濱田「……A、っ」





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もしかしてあいつ………









病気が悪化したとかちゃうやろな







あいつは昔から心臓の病気を持っている

でもAは軽い方らしくて薬を飲めば治っていくみたいで


そこまでAも俺たちも大きな問題にはしていなかった





でももし、今回Aが倒れた原因がその病気やったら……





俺たちはほんまに馬鹿なことをしたのかもしれない








なぁ、お願いやから







病室でなんてことなかったって笑って言ってくれ。お願いやから……





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病院に着くと案内されたのは待機室





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濱田「……はぁはぁっ…Aは？何があってん、！」





ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「はるは今……緊急手術しとる」





濱田「緊急、手術……」





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Aの御家族は無事に病院に着き、手術室の近くの椅子で待機しているみたい






緊急手術って………



どうして？そんなにAは危ない状態やったんか？




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小瀧「………なぁ、俺、今めちゃめちゃ怖い……怖いよみんな……っ、」





中間「のんちゃん……大丈夫、大丈夫や。はるなら大丈夫。信じよう」





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怖い。そう口に出したのは望だったけど、みんな同じだ。みんな怖いって思ってる



俺だって……俺だって今めちゃめちゃ怖いよ





Aが、ほんまにいなくなってしまうんやないかって


これまでずっと、何度もAが儚く感じることがあって、辞めてしまうんやないかって…



俺たちの目の前からいなくなってしまうんやないかって、俺は何度もその恐怖と戦っていた





今までずっと恐れていたことが今起きてしまうんやないかって思うと



冷静になんかなれない。









このまま別れるなんて絶対嫌や






だからA









死ぬっていう馬鹿なことはするんじゃねぇぞ

ほんまに馬鹿や→←コントロール不能に

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