passion〜深まる〜４ ＊YeSung＊

confusion〜混乱-8　KH ページ19

Aが激辛の料理を口にいれた

僕は叫んだ

そして、涙目のAを見ながら焦って吐き出させるために
小皿かペーパータオルを探した

ヒョンが自分の手を迷わず、そう本当になんの躊躇いもみせずに
Aの口元に差出のがみえた

『出して』

涙を流しながらヒョンのその言葉に頷いて、ヒョンの手に・・

僕は、いくら席が隣じゃないからといって
そんな行動はできなかった
たった
２〜３歩だけなのに動かなかった
Aに自分の手を差し出すなんて出来なかった

それが僕とヒョンとの違い

それがヒョンとA

それが僕とAとの埋められない違いなんだ

それが
ふたりの絆なんだ

誰も・・割り込めない・・・


そう僕も君も

『口をゆすぎに連れて行くな』
ヒョンがAの手を引いて出て行った


「これで解ったでしょ。ヒョンを手に入れるなんてできないって事ですよ」
僕はイラつく感情のままに芹花さんに言った

これは 自分自身に言った言葉かもしれない

Aは手にハイラナイ



「えっあの・・」

「ヒョンはこれからは日本語で話しますよ」

「オッパが日本語を？あの人は？」

「はぁ？ヒョンの恋人ですよ」

「だって オッパが『弟と彼女』って」

「は？」

「弟と(弟の)彼女だとおもって キュヒョンさんの彼女さんだと
　だから邪魔しちゃダメだと」


ヒョン・・・相変わらず説明が下手すぎです

「弟と(俺の)彼女って事です」

「私、知らなくて・・オッパの彼女さんなんですか」

「Aは僕達メンバー皆が認めています」

キミノ ハイル バショハ ナイ

ソウ ボクノ ハイル バショモ ナイ

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