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中間家の朝は… ページ2

長男side

こんにちは、中間家長男、中間淳太です。

今日から、新学期でみんな学校やねんけどいつもの通り起きて来ない。

あ、でも五男の智くんこと、智洋は起きてるんやけどな。まあ、あいつらが自主的に起きてきたら調子狂うからこのままでええんやけど。

「あ、淳兄おはよ」

「智くん、おはよう」

俺が、起きてくるのに気づいた智洋はくしゃっとした笑顔をして挨拶をしてくれる。

さすが、我が弟可愛いの極みやな。

智くんが、朝ごはんを作ってくれているから俺は他の奴らを起こしに行きますか。

はぁ、えも、やっぱ面倒やな。

よし、末っ子から行きますか。

〈のんちゃんとりゅうせい〉

と、書かれたプレートの部屋のドアを開ける。

そっと、中に入ると両方の壁際にあるベッドで、可愛い寝顔が、、、あるんやけど。

流星のベッドにのんちゃんが居る。

これは、よくあることでそんな2人も愛おしいのが悔しいんよな。うんうん。

さて、無駄話はやめて起こすか。

「のんちゃん、流星起きや」

まずは、一言かけてみるけど起きないことなど分かりきってること。

「のんちゃん、流星起きや」

二言目で流星のぱちくりした目が開く。

でも、のんちゃんの目が開くことはない。

「流星、のんちゃんを起こして下の智洋のとこ行ってご飯食べててな」

あとは、流星に任せて俺は部屋を出る。

次は、隣にある

〈崇裕と照史〉

と、書かれたプレートの部屋に入る。

こっちも静かに入ってまずは、入り口から見て右側にある崇裕のベッドへといく。

こいつらは遠慮せんでいいのがせめてもの救い。

「おい、崇裕起きろ」

まだ叫ばずに起こすが、起きるわけもない。

だから、一番起こしやすい照史のベッドに歩み寄る。

「照史、早よ起きんと智洋が作った朝飯無くなるで」

「ん、それは嫌や。淳太君おはよ」

照史はこれを言えば大体起きる。簡単でええな照史は。

次は、崇裕か。

「おい、馬、早よう起きろや」

「俺は、馬やない。崇裕や。」

「んなこと、分かっとるわ。起きたんやったら下で飯食ってこいや」

「おお、淳太。行ってくるわ」

まあ、崇裕も簡単やな。

あ、でも挨拶なかったな、まあええか。

最後は、一番手強いあいつか。

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作者名:かげ | 作成日時:2017年4月23日 2時

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