Lion heart .1《仁亀》

ka_38 ページ39

〜翌日〜





仁くんとの幻のような2日間が終わってしまった

夢か現実か今でもはっきり分からない




でも手元にある香水が現実だったことを教える



今朝学校に行くまでの車の中で「ん、」ってくれた

仁くんが好きで愛用してる香水のミニボトルらしい

めちゃくちゃいい香り





教室で1人ぼーっと眺めていると






「はよ〜」





『へっ？！』





「なんだよ！」





『あ、中丸か、おはよっ』





雄「お前なんだよー」





『ううんっなんもない』







香水をこっそりカバンにしまう







亀「はよっ」





『和也おはよ〜』





未央「おはよー！」





『未央！おはよー！』





雄「はよ〜」





『ねぇ、今日委員会決めだったよね？』





未央「忘れてた！どうしよ〜」





『未央は、中丸とでしょ〜？(笑)』





未央「まぁ、一緒にやってあげてもいいけど〜？」





雄「なんかムカつくわ！」





亀「嬉しいんだろ？」





雄「別に、俺も一緒にやってあげてもいいんですけどね？」





『ほら、中丸喜んでる』





未央「Aは、和也ね♡」





『えーーーー』





亀「当たりめぇじゃん」





『えぇ？！』





雄「お前も人のこと言えねぇな」







うちのクラスは男女比が同じなため、

委員会は自然と男女1人ずつになる






亀「体育な！」





『えぇ？！』





1番大変なやつ選びやがったしくそ







未央「うちらは地味なやつでいいよね(笑)」





雄「学芸とかいいんじゃね？」





未央「いーじゃん！決まり！」





『えぇ〜楽でいいなぁ〜』

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