Lion heart .1《仁亀》

ka_30 ページ31

〜教室〜






雄「おい！お前ら！」





『出たよ、(笑)』





雄「出たってなんだよ！」





亀「中丸うるせぇ」





雄「心配してやってんだぞ？！」





未央「2人でなにしてたのぉ？♡」





『ねーぇ、そういうんじゃないから』





亀「英語のせんこーいんだろ？佐藤だっけ？」





雄「おう、いるな」





亀「あいつがAに………………つって、」





未央「まじ？！A大丈夫？なんもされてない？」





『あ、うん、言われただけだから』





雄「いや、ふつーにきめぇ」





亀「俺が助けてやったんだけどな」





『はぁ？違うし聖だし！』





雄「お前、そーゆーとこ！」





未央「A、次なんかされたらすぐ言うんだよ」





『うんっ』





亀「ぜってぇ１になんさせねぇから」





雄「俺らついてっから！」





『ありがと！』









〜放課後〜






『どうしよう…』




1人歩きながら私は悩んでいる


今日も仁くんの家に泊まるべきか

いや、招待されるのはとても嬉しいのだけど…



しかも和也と手繋いでるとこ見られたし←







『仁くん、か…』





ぼーっと歩きながらも着いた先はこの前の河川敷


まだ黒いベンツは見当たらない









〜15分後〜





『来ない…』





ワンチャン嫌われた説ある、いや濃厚 (泣)


帰ろうかな、と考えていると







ﾌﾞｩｩｰｰﾝ





視界に黒いものが入った






仁「わりぃ、遅くなった」




『仁くん…』






ヒーローだか主役だかは遅れて登場する的なやつ？

遅れても余裕でかっこいいから全然許す






執事「遅くなり申し訳ありません、どうぞお乗り下さい」





『全然大丈夫です！お願いします、』





仁「いなかったらどうしようかと思ったわ」





『ちょっと迷ったけど、来たよ(笑)』





仁「迷うなよ(笑)」









そんなこんなで、

今日も結婚式場(のような家)にお邪魔することに

ka_31→←ka_29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す