Lion heart .1《仁亀》

ka_10 ページ11

『じゃあ、また明日ね！』



未央「またね！」







未央と別れ、河川敷の土手を歩く







『あ、メールきてたんだった』





と、スマホをカバンから取り出す





『よいしょっ、ぅわっ！』





何らかの現象によって草の上に飛んでいった

危うくすぐ隣で寝っ転がっている人に当たるところだった






「大丈夫？はいよ｣





寝っ転がっていた人は親切に起き上がって渡してくれた





『すいませんっ ありがとうございます！』




「気をつけてな」






いい人で良かったぁ、、







『………………ん？』







まさかと思い振り返ってみる







『っ！！』







寝っ転がっていた人も少し驚いた表情で私を見ていた







『キング……』





仁「通りでバカなわけだ、」





『ちょっと！』





仁「偶然にも程があるけど、まさか付けてた？」





『いやいやいや！私はキングのファンクラブ会員じゃないから』





仁「なんだそれ(笑)」





『てか！さっきベンツに乗ってた時私と目合わなかった？』





仁「さあ？(笑)」





『(笑) まぁそんなもんですよねぇ』





仁「とりあえず座れば？」





『あ、じゃあ失礼して』







キングと河川敷に並んで座るという異様な光景


誰が見ても確実に納得いかない光景







『そういえば、ベンツで家に帰ったんじゃ？』





仁「あぁ、ちょっと散歩したくなってよ」





『家この辺なの？』





仁「まぁ、あそこに見えてる屋根」





『…えっ？！』





仁「なんだよ」





『あそこずっと結婚式場だと思ってた、、』





仁「www お前まじでバカ」

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