わるおの。14 ページ14
A視点
目が覚めると、無機質な天井が視界に入った。
重たい体を少しずつ起こしながら、私は考える。
えっと…そういえば、さっき私。
先ほどの出来事を思い出し、同時に時間を確認する。
みんな、今頃は騙されてるんだろうな…なんて考えながら。
この時間帯は、もう部活は始まっている。
こんなところでぼうっとしているより、早く帰ろう。
足を床に付けると、ガンガンしている頭痛が更に強まった。
この感覚…私は前にも味わった。
嫌な思い出が、よみがえってくる。
「はぁ、はぁはぁっ…ぁ、あ…っ」
正気じゃない、こんなの。
重心が前に行き、鈍い音を立てて倒れる。
「だ、れか…誰かっ」
なんでこんなことにっ…
すると突然、私の聲を聞きつけてか、ドアが開いた。
しかし、私は驚いた。
だって、そこには居るはずのない…はじめが居たから。
「Aっ!大丈夫か」
「は、じめ…」
…なんで、あんたが。
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めめこ(プロフ) - おもしろいです。続き楽しみにしてます (2018年8月6日 14時) (レス) id: 0476555058 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ(プロフ) - 20、21抜けてますよ〜 (2018年7月19日 18時) (レス) id: 1b8b6eb8c3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼藍 ‐sora‐(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいねー (2018年6月18日 18時) (レス) id: bd7372bd68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ー檸檬水ー | 作成日時:2018年6月18日 17時