素のがーる！

記念 ページ15

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〜数年前〜





滝「雪永、ちょっといいか？」


『はい』





あの日、たまたま事務所に居た私は

滝沢くんに呼ばれて別室で今後の話をした



きっと、これから先

この日以上に自分の環境が変わる事は無いと思う





滝「いきなり呼び出して申し訳ない」



『いえ、何かありましたか？』



滝「今度、Jr内でユニットを結成するんだ

まあ、既存の物を新しくする様なもんだけど

そこに、雪永も加入してもらおうと思う」



『私がグループにですか？』



滝「ああ、良い勉強になると思うよ」



『あの、ジャニーさんと滝沢くんには言いましたよね

私は、今後デビューをする気はありません。』



滝「だからこそだよ、

グループとしての活動を経験する為には今しかない

それに、雪永の頑張りが認められて

世間はまだしも、ジャニーズファンのアンチは

無いに等しい所までやってきた」



『でも』



滝「SnowManに加入してもらいたいんだ

それに、仕事の制限以外にも緩めたい所があってな」



『緩める？何を..』




滝「もう髪伸ばしていいぞ、

ショートも飽きただろ」





入所してから、ずっと守ってきたショート



成長と共に嫌でも変化する体型は、

自分にはどうする事も出来なくて

その代わりと言ってはなんだけど

溶け込める様にって、ショートを守り続けてきた

でも、それを嫌だと思った事は一度も無いし

そうする事が当たり前だと思ってた





滝「アンチが居なくなった記念とでも

グループ加入記念とでも思ってくれ

もうメンバーにはお前が加入する事は伝えてある

皆、喜んでたぞ」





そういえば、数日前からメンバーの

様子がおかしかった気がする





滝「もしも気が変わって、

この先デビューする時が来たら

その時は＿＿＿＿＿＿いいよ」



『それは、無いと思いますけど』



滝「分かんないよ〜(笑)

俺は案外あると思うけど(笑)

じゃあ、話はそれだけだから

呼び止めて悪かったな」



『いえ、失礼します』





部屋から出て、手帳を確認しながら歩いてると

誰かにぶつかる





『あっ、すいません

って、ふっかじゃん』



深「お、おう！偶然だな！」





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