笑窪の愛され記録【JW】

3 ページ38

・



「…分かった」



教えたるよ、なんて言えば分かりやすく顔を綻ばせて。
かわええなぁ、この笑顔は俺だけのものやねんな、なんて思う。

けれど今からこの純粋過ぎるほど純粋なネコちゃんに不埒なことを教えるとなると物凄い罪悪感が芽生える。



「主様はダイキに色々何するん？」



「それは…」



ここまで来てまだ決心がつかないのが俺。
だってダイキ可愛いんやもん、ピー音なりまくりな単語教えるの怖い。

それでもダイキはなんの汚れもないピュアな瞳で見つめてくる。

…うん、教えたらなアカンよな！


まぁ俺の理性があともうちょっとで引き千切れそうなだけやけどな！！



「それはな、ダイキとえっちなことするためやで？」



「えっちなこと…？」



「おん。ダイキ可愛過ぎるから我慢出来ひんねん」



言ったったぞ。
えっちとしか言ってないけどまぁ俺のしたいこと言ったしええか。



「ふーん…じゃあダイキにその…えっちなこと？してもええよ」



「！？！？！？」



今この子なんつった。しても良い言うたよな？
何を言うてんねんこの子は。

はいどーぞ！と腕を広げるダイキ。

今すぐその体に飛びつきたい触りたい抱きしめたい〜！！



「ええの？えっちなことって、その、痛かったりするかも知れへんよ？」



「主様になら何されてもええもん」



なんちゅー殺し文句ですかそれは…！！

next

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す