笑窪の愛され記録【JW】

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「ちょっと照史、聞いとる？」



「えっ、あ、なにっ？」



むむむっ。


照史がまた俺じゃない人を見て。



「あっくーん…」



照史くんのぽにょぽにょなお腹をツンツンとつつく。

あ、きもち。

と思ったらやんわりと手を外されて。


照史くんは俺を見ることなくまだ話してる。



「あーっくん」



さっきは面白いくらい反応してたのに今じゃ全然反応無し。

……………ばか。



「バカ、アホ、デブ、ブタ、力士」



照史の背中に抱き付いて悪態をつく。

ほんま何やねん、人が折角可愛く嫉妬しているとゆーのに。



反応が無いのを良いことに色々いってたらいきなり引き剥がされて。

混乱してる隙に正面から抱きしめられた。



「照史…？」



「あっくん呼びやないんやな」



「へっ、あ、」



「もー…めっちゃ可愛かった」



照史は俺の首筋に顔を埋めてそう呟いた。


心なしか耳が真っ赤で。

なんか、嬉しい。



「あっくん…俺、嫉妬してるんよ？重くない？」



「んーん、それも可愛え」



その言葉に、なんだか胸があったかくなって。
嫉妬してもめんどくさいとか思われへんねや、なんて。


嫉妬もたまには悪くないかな、なんてちょっと思っちゃった。





「でもさっきのバカとかデブとかは許さへんよ？お仕置きな？」



「えっ、」



「なぁ、ここ楽屋…」



「しゃあない、俺ら空気やから」

enb
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リクエストありがとうございました！
更新遅れてしまいすみません(汗)

そういえば今回『飼い猫』の続編をお受けしているのですが裏(といっても微裏)って要ります？
リクエストしたご本人様もそうでない方もご意見お待ちしております。

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