笑窪の愛され記録【JW】

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pink side



壁ドンしたらびっくりされた。

当たり前やけど。



俺はしげのことが好きや。大好き。


ホンマはこんな急な感じやなくて、ゆっくりアピールしようかな、と思ってたんやけど。


俺は自分で思っとるよりしげの事を早く自分のモノにしたくて堪らなかったらしい。



「誰かに見られたらどーすんねん」



「演技の練習とでも言えばええやろ」



まぁ壁ドンしてからが全然進んでいないんだけど。

早く、言わなきゃ。



「しげ、」



「…何」



「好きや、愛してる」



言葉にした。
だけど何でかな、気持ちが溢れて出てきてしまう。



「ずっと想ってた、気持ち悪いかも知らん、けど、」



「こた、」



「俺は、しげの事が、欲しいねん…」



もっとストレートに伝えてキッパリフられるつもりやったのに、なんでこんな重くなってしまったんやろう。

引かれた、やろか。



「欲しがりで、ごめん」



そう告げるとしげは、小瀧、と俺の名前を口にした。

…キッパリ、フられようじゃないか。



「…俺って、まだお前のモノちゃうかったっけ」



「…は？」







「俺は最初から小瀧のもんやで」

end

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