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目が覚めた時から真っ暗だった。
イスに座っているのに不思議と手足の窮屈な感覚と口が動かないのに気付いてすごく焦りが来た。



「ん···むぐ」


手足を縄で結ばれているのと口を布で押さえつけられていると状況把握した。寧々は何があったのか記憶を振り返る。

花子くんと一緒にいた事は覚える········それから···それから



「あら?起きたのね」

「ッ!?」

「おはよう。私の子···ふふっ!」


その人物は頬を1本1本指の甲で撫でていく
黒い服装に身長は普通の痩せた女の人だった。


「ん···んん」

「あ、いっけない!ごめんね。今取るわね」

「プハッ!·····あ、貴方は?」

「え?····嫌だわ急にどうしたの?
お母さんよ?まだ寝惚けてるのね」

「··········ぇ」


そんな返事が来た時、漸く寧々の頭の中で警報が鳴った。「ここから逃げろ」と精神が叫んだ。
しかし今の自分ではどうすることも出来ず、悲しくなって涙が溢れてきた。




「まぁどうしたの!!?···ちょっと待ってなさい」


そう言って部屋から出たのを見ると必死に腕と足を動かした。縄が解けるように何度も何度も
逃げ道はその後に考えよう···············そう思っていたのに出来なかった。
口が手で押さえつけられ、首には冷たい何かが当てられた。



「む、むぐ」

「勝手なことは許しませんってお母さん何度も言ったわよね?なんで言うこと聞かないのかしら····仕方ないわね。もう少しだけ寝なさい」

「ッ!?んんんんん·····!!」




当てられた布から漂う匂いが意識と思考を失わせていく
閉じていく意識の中で寧々が内心で放った言葉は









助けて·····花子くん

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ちょろす(プロフ) - 初コメ失礼します、!この作品が大好きなのでこれからも頑張ってください…!!!応援してます! (2022年1月15日 0時) (レス) @page41 id: 1d2a45b73d (このIDを非表示/違反報告)
愛佳!(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品本当に大好きで更新を毎日楽しみにしてるので頑張ってください!! (2021年10月6日 22時) (レス) @page40 id: 6a9b274468 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - あきぃ@おにぎりさん» ありがとうございます! (2020年9月4日 11時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
あきぃ@おにぎり - コメント失礼します!この作品大好きです!これからも更新頑張ってください! (2020年9月4日 9時) (レス) id: d6d034a647 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:地炎 美羅 x他1人 | 作成日時:2020年7月24日 14時

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