純粋な穢れ 参【地縛少年花子くん】

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※ここから先ちょっとヤバメな話です。苦手な方はストップしてください









「ねぇ学校から電話きた?」

「きたきた!!不審者ってマジ!?」

「こわーい!!帰りは彼氏に迎えに来てもらおうかな?」

「うわっ!自慢〜」




翌朝、学校に着くと昨日の電話のことで騒ぎになっていた。いまだに大きな被害は無いものの、ここ数日の夜によく目撃されるらしい

背が高くて太った黒い帽子を被ってるとか···想像しただけで気持ち悪い···




身近にいるそんな人達には悪いけど···不審者の容姿で聞いたらちょっと無理だわ







A｢バス乗って帰ろかな？｣

千縁｢お金もってるの？｣

A｢まぁ､バス代払えるくらいなら···」






不審者の話は放課後になっても収まることは無かった。帰りともなるとみんな一緒に帰る相手を探しては急ぎ足で学園を出ていく

私は出る前に祖母に連絡した。ここから歩いて30分くらい。それ以上遅くなったら様子を見に来てくれるみたいだ。





A｢さて帰るか」

千縁｢怖いなら手を握ってあげても良くってよ」

A｢遠慮しときまーす」









花子｢Aっ!!当番!!」

光｢A先輩!?」




校門とは反対方向から走ってくる2人の顔は険しかった。そう認識した瞬間に··········嫌な予感がした







花子｢ヤシロが攫われたっ!!!」

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