僕は猫人間と住むことになりました。(ar×in) シリーズ第1弾 -1-

じゅういちにゃん ページ15

大貴side

猫とかがいそうな場所を探したけれど、いくら探してもあいつと子猫の慧はいなかった。

大貴「ﾊｧ…ﾊｧ…どこにいるんだよ…」

他にいそうな場所なんて…
あっ！ある！！
あの公園だ！！！

あの場所にいるはず！

******************

公園に着いたけど、見た感じいなそう

大貴「け〜い〜！」

すると、どこからか微かに猫の鳴き声が聞こえた。

大貴「慧！？」

なんとにく目に入ったドーム型の遊具の中を覗いてスマホの光を照らすと…

慧「にゃん〜」

大貴「慧！ｷﾞｭｯ」

確かに昨日僕が拾った猫の慧だ！

大貴「よかった〜！慧〜」

慧「にゃんっ」

ﾊﾞﾌｯ、ﾓｸﾓｸ…

大貴「慧〜…って！また、お前！」

なんか抱き締めてたら明らかに大きくなった慧？と思ってみたらあいつだった。

慧「なんだよぉ〜！俺に会いに来てくれたんじゃなかったのぉ？」

大貴「違うし！僕は慧に…」

いや、こいつに会いたくなかったんじゃないだろ。
だって、あのオムライスはこいつが作った。
それを食べて、家を飛び出して慧…いやこいつを探した。
今度またこいつを見捨てたら、二度とこいつに会えないと思った。

大貴「いや…お前のことも探してた…」

慧「本当？よかったぁ〜ふふ〜ん！美味しかった？オムライス」

大貴「とてつもなく美味しかったよ」

慧「よかった〜ふふっん」

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