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この気持ち、塩��君にはわかるわけがない。
誰にもわかるわけがない。
それを否定される筋合いもない。
しかしそれは、独りよがりで、自分勝手で、相手の気持ちも考えない、自分の事しか考えてない、自己中心的な考え方なのだろう。
誰にも理解されない、自分だけが肯定してる間違った答えなのだ。
間違っているのは、俺なんだ。
そう思うと、何でか、目の前が潤んでいく。
涙が溢れ出して、視界が塞がれていく。
「何が…何が悪いんだよ…。俺だって…俺だって…俺だって！！」
完全な開き直りだった。
けど、そう思ってないと、やっていられない。
心がいくつあっても足りやしない。
俺には、人を好きになることも許されないというのだろうか。
むせび泣く俺の前に、塩��君が静かに歩み寄る。
そして、そんな俺の手に握られていた佐野君の体操服がひったくられて俺の手から離れていった。
「俺に口答えすんのかよ…。言っとくけどな、それってただ自分の性 欲を発散したいだけなんじゃないの？
好きとか言って、ただあいつの裸とか想像して、そんな風にシコって、その猿みたいな性 欲が我慢できないだけなんじゃないの？
自分が気持ちよくなれれば、本当は誰でも良かったんじゃないのかよ」
「違う！違う！！違う…。違う……」
何でそんなこと言われなきゃいけないのだ。
だけど、そうハッキリと言われ、俺は自身が無くなっていった。
もし、塩��君の言ったことが本当だったなら。
俺はただ佐野君を使って自分の欲望を発散させていただけだったなら。
この好きという気持ちは、本当はただのそんな猿以下の下衆な性 欲だったとしたなら。
一体今までのこの気持ちは何だったんだ。
恋焦がれたと思っていたこの気持ちは何だったんだ。
「俺は…佐野君の事が…」
今となってはもうこの気持ちが何のかわからない。
好きって何なんだ。
人を好きになるって、一体どういうことなんだ。
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milkssss(プロフ) - めるてぃーさん» ありがとうございます！明日には完結できるように頑張ります！！ (2020年1月30日 19時) (
レス) id: a9a20d4e33 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃー - 更新がはやいので嬉しいです、頑張ってください！ (2020年1月30日 5時) (レス) id: 3d377f7936 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます。そういっていただけて嬉しいです！ (2020年1月21日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
みるく - すごく続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2020年1月20日 21時) (レス) id: 715edf2e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年1月20日 19時
