真夜中の訪問者。【五条悟】 (ページ14)

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『なんで、私が悟のこと好きだって分かるのさ』

「だって好意ダダ漏れだったし」

『 ……えっ、マジ？』

「マジ」

抱いた感情は、
必死に押し殺していたはずなのに＿＿.

やっぱり悟には敵わない.

＿＿＿＿釣り合わない.

ずっと、純粋にそう思っていた.

あの日、悟は私を守るって言った.

確かに、あの任務以降、悟に助けられることが多かった.
いないはずなのに、飛んでくることもあった.

だけど、対応は変わらず.
相変わらず扱いザツだし、挑発してくることだって健在だ.

だから対象じゃないってずっと思ってた.
ふざけて言ったのだと思ってた.

あの日、悟に助けられたとき.
コロッと簡単にオチた自分がバカみたいだった.

「 A 」

『な、に？』

「そろそろ返事、聞かせてくれる？」

バカみたいなのはどっちだろうか.
10年間も相手に好意ダダ漏れだったくせに、必死に隠してきた.

そんなの、悟の思うツボじゃないか.

大人になってからは、悟も高専時代よりはだいぶ変わったし.(作っているところもあるけど)

思わせぶりなことをしてきたのも、
私を確かめるためだったというのだろうか.

アクアブルーの瞳は、余裕たっぷりで、
ノーとは言わせない、そんな色が及んでいる.

そんな瞳を見つめ、答えを出した.

『 ……悟になら、人生預けてもいいかも』

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じゅじゅさんぽ*

『てか…悟、酔いは？』

「水飲んだら治った」

『え、じゃあ…その後の言動って… 』

「僕の本音♡
でも、君のところに来るのはちゃーんと決めてたんだよ？」

『 …… 』

＿＿＿＿五条悟恐ろしや☆

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