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『 ……そういえば、私が寝込んでた時、
授業とか任務ない時は傍に居たってほんと? 』
それは、傑に聞いたことだ.
どこか楽しそうにそのことを話していた.
__あ、そうそう. Aが寝込んでいる時ね
__悟、ずっとAの傍にいたんだよ.
__ずっとって言っても、授業とか任務がない時だけどね.
療養中はずっと寝てたし、
誰かがいたなんて気づかなかった.
「 ……チッ、傑だな. ……まぁ、そうだよ. 」
『 悟って、意外と優しいんだね 』
「 意外と、ってなんだよ 」
ゲシッと足蹴られる.
痛みは全くないけど.
『 そうやってすぐに足出すの良くないよ 』
「 手、ならいいんだな 」
『 良くない良くない、拳しまって 』
冗談だと不敵に笑うけど、
たまにガチで鉄拳飛ばすの知ってるからな.
『 ねぇ 』
「 何だよ 」
『 …ありがとうね、傍にいてくれて 』
純粋にお礼を言ったはずなのに、
何故かじっと見られる.(見下ろされる)
『 な、なに? 』
「 …お前ってほんと 」
悟は何かを言いかけたが、
なんでもないと首を振るった.
「 …じゃあ、俺はそろそろ自分の部屋行く 」
『 うん. 悟もお疲れ様 』
「 おやすみ 」
『 おやすみなさい 』
静かに閉められた自室のドア.
真夜中だからなのか、その静寂さがどこか寂しく思えた__.
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ましゅふわ - これは神作品だ………。更新頑張って下さいね!!! (2020年11月12日 23時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - え、しゅき (2020年11月12日 17時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2020年11月12日 11時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃろん | 作成日時:2020年11月11日 23時