異聞奇譚 (ページ10)

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十ページ10

JK.

「めし、めし、めし"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"！！！！！」

・・・っ、耳に響くこの声

不愉快だっ・・・・・・

JK｢この声は皆にも聞こえるんですか。｣

TH｢いいや、普通は聞こえないよ。
例え人間に化けていたとしても、
特別な人以外は見えないし聞こえない・・・
お前はその一人だね。｣

だから、A先輩は感じると言っていたのか。

TH｢おい、呪悪。飯の時間だぞー！｣

勢いよく開ける扉

・・・・・・・・・は。

ちょ、何やっているんですか、先輩っ。

こっちを見る呪悪、その目は完全に逝っている。

嗚呼、感じたよ。

此奴は呪悪、

肌で分かる不愉快さだ。

「め"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"し"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"！！！！！！！！」

TH｢ジョングク！霊を出せ、お前ならできる！｣

初めて呼ばれた名前

先輩・・・

俺、

やってみせますよっ・・・！

JK｢誘寄(さよ)

守仁護御霊(しゅじんごごれい)、赫！｣

く"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"わ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"

よし、いけたっ・・・！

このまま呪悪をっ・・・・・・・・・・・・

.

JK｢潰せ。｣

.