卌陸 ページ46
YG.
YG「ヒョン、いいんですか。」
それぞれ皆が練習場所に行ったあと問いかける。
JN「んー、何が?」
YG「はぁ、こんな事している暇は無いですよね?」
確かに、今は呪悪の出現は少ない。
だからと言ってパンドラの匣まで近づけていない。
JN「嗚呼、そうだね。
・・・でも、これはジョングクの為だ。
ここに来てから少ししか経っていない、技も未熟。」
どこか遠くを眺めながら話すヒョン
YG「彼奴が来てから歯車が変わり始めた・・・
って事ですよね。」
今までとは比にならない。
JN「お、正解!」
ヒョンの言う通りなのかもな。
今この仲間だからこそ可能性が広がった。
JN「それじゃ!皆の様子を見に行ってくるね。」
YG「ヒョン、最後に聞きたいことが。」
部屋から出ていくところを呼び止める。
YG「Aの事だけど、」
Aの名前を出せば、ヒョンの目は少し揺れる。
YG「何で、この学校に入れたんですか。
ヒョンは女は入れないって決めていましたよね?」
そう言えば少しの沈黙が続く。
JN「・・・Aは強いんだ。
心も力も、あの子の本気をまだ見れていない。
誘った理由は特にないけど。
・・・じゃ、行ってくるよ!」
扉が閉まると静かになる部屋
YG「理由はない、か。」
じゃあ、何でそんな目をするんですか。
何で答えが直ぐに出ないんですか。
何で独りで全てを抱えようとするんですか。
ヒョンもAも・・・
YG「ねむ・・・」
少し頭を冷やして休もう。
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作者名:ひゅの | 作成日時:2021年2月23日 10時