丗伍 ページ35
HS.
『せんぱーい、入りますよ？』
結局ナムジュンに言われ帰ってきた。
自分の部屋で休んでいると、
Aが扉を叩く。
HS｢どうぞー・・・・・・｣
なるべく普通にいよう、そう思ったけど・・・
『これなら食べられると思って・・・
少し味は薄いですが、さっぱり食べられますよ。』
HS｢・・・どうして、お粥を？｣
『先輩、寝てないでしょ。』
嗚呼、本当に・・・
この子はなんでもお見通しだな・・・
HS｢はは、バレた？｣
『無理しないでください。
先輩、辛い時はちゃんと言ってください。
皆、鬱陶しいなんて思いませんから。』
Aの強い瞳が僕を捉える。
『さ、食べて休んでくださいね！』
HS｢うん、ありがとう。｣
『ふふ、いいえ！』
笑った顔が本当にソクジン先生に似てるな・・・
部屋から出ていくAをしばらく眺める。
HS｢ん、うま・・・・・・｣
Aが作ってくれたお粥はお腹に丁度いい美味しさだ。
料理が上手な所もソクジン先生と同じ。
本当に兄妹じゃないのか不思議になるよ。
あっという間に食べ終わった。
HS｢眠くなってきたな・・・｣
久しぶりに睡魔に襲われる。
ベッドに横たわり目を閉じると、
いつの間にか夢の中に入っていた。
＿＿
JN｢たっだいまぁ！！！！｣
『あ、先生、静かにしてください。』
JN｢ええ、酷くない？｣
『ホソク先輩が寝てるんです。』
JN｢嗚呼、そういう事ね。｣
.
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作者名：ひゅの | 作成日時：2021年2月23日 10時
