廿玖 ページ29
JK.
NJ｢ジョングク、耐えろ・・・｣
呼吸が荒くなっていく。
予想だけど・・・
窒息死させるつもりだろう・・・
考えろっ・・・
JK｢っ・・・｣
くる、しい・・・
そうだっ！
ここの帳、
この帳の外に出ればいいんだっ。
帳はきっと此奴中心に囲まれている。
抜けるには彼奴から離れること。
でも、帳には術式技が課せられている・・・
近づいたとしても攻撃されるだろうっ・・・
NJ｢ジョングク！
お前に一つ頼みがある・・・｣
ナムジュン先輩の息も荒くなっていく。
NJ｢霊を出してくれ・・・
お前も予想はついているだろ、俺はここから離れる。
帳の範囲は小さいだろう・・・
この色はまだまだ未完成の帳だ。｣
汚い色をした帳
これが未完成・・・・・・？
NJ｢奴は多分、俺を狙ってくる。
弱いものほど強いものに憧れる・・・
彼奴よりは俺の方が強いからなっ。｣
ふっと軽く笑みを見せる。
NJ｢帳には強い部分と弱い部分がある。
弱い部分は呪悪から遠い場所である下の方だ。
そこを目掛けていく・・・
その間にお前は霊をだせっ・・・・・・いいな？｣
JK｢はいっ・・・・・・・・・｣
俺の返事に納得し、
反対方向へと走っていく。
「あれれ？逃げるのー？
お前が逃げて、どうすんだよぉ！！！
あはははははははっ！！！！！！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひゅの | 作成日時：2021年2月23日 10時
