異聞奇譚 (ページ20)

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JK.

NJ｢血管が上がっている。
初めは皆そうなるから安心して。｣

そういうことか・・・

JK｢霊気が見える事って
誰でも出来る訳では無いですよね？｣

案外、簡単な事だったが、

実際はどうなのか分からない。

NJ｢そうだね。
ジョングクは簡単そうにやっていたけど
本当に驚いたよ。血管があんなにも膨れ上がるって
頑張ってもできない。なんならジミンは、
3ヶ月くらいかかってたかな？｣

HS｢個人差があるからね。
まあ、ナムジュンの教え方がいいんだろうけど。

ジミンの時はテヒョンとやっていたからさ、
彼奴、力を入れるんだよ！こう、ぐぅーっと！
って、本当に訳の分からない事を、はは。｣

テヒョン先輩、そんなにも・・・

まあ、でも、

何となくわかる気がする。

話しながらもそのまま奥へと進んでいく。

すると

おんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

JK｢っ、耳が・・・・・・・・・｣

ぎゃぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"

NJ｢激しいなっ・・・・・・｣

JK｢先輩っ、この声って赤ちゃんですよね・・・？｣

NJ｢嗚呼、そうだ。

つまり、ここは産婦人科だ・・・｣

HS｢いいか、逸れるなよ。
子供の呪悪もいる、だからといって躊躇うな。

悪は悪、殺せ・・・・・・｣

ホソク先輩はいつもと違う。

顔は強ばり、笑顔は消えている。

真剣な表情が目で物語っている。

悪は悪・・・・・・

JK｢行きましょう。｣

階段を使い、声のした方へ歩いていく。

NJ｢おい、これを見ろ・・・・・・｣

前を歩いていたナムジュン先輩の足が止まる。

先輩の目線の方へ目をやると・・・

嗚呼、刹那

一瞬、息をするのを忘れた。

どうして、

呪悪が呪悪に食べられているんだよ・・・！

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