十玖 ページ19
JK.
JK｢え、ここは・・・｣
学校から20分程で着いた場所
そこは、
NJ｢病院だね。
随分と残ってるよ、もう10年以上も。｣
古びた小型病院
きっと、廃病院だろう。
HS｢うわ、凄い霊気が出てる。｣
JK｢霊気・・・
それって、どうやって分かるんですか？｣
先輩たちはみんな霊気や感じる、など・・・
俺にはまだ分からない事だらけだ。
HS｢ええ、ソクジン先生全く教えてないじゃん。
いいよ、ナムジュンが教えてくれる！｣
NJ｢いいか、ジョングク。
・・・まず目を瞑るんだ。｣
ゆっくり瞼を閉じる。
NJ｢そして、大きく深呼吸して。｣
JK｢・・・・・・ふぅ。｣
NJ｢そしたら息を止める。｣
言われた通りにやる。
NJ｢拳を作って強く握れ。｣
JK｢・・・っ、｣
やばい。
苦しい。
血管が浮き上がっていく。
NJ｢よし、もういいよ。｣
ゆっくり目を開ける、と
JK｢え、な、なんです、か・・・これは。｣
NJ｢見れているみたいだね。｣
凄い、嫌な感じ・・・
何だ、この霊気は。
漂う、不愉快な霊気
圧がすごい。
地方の病院なのにこんなにも大きいのか。
てことは、
あのアパートの霊気も相当なものだったのか？
HS｢よし、入ろう。
このくらいなら大丈夫大丈夫！！｣
扉を開け迷うことなく進んで行く。
それより・・・
JK｢何か、暑くないですか？｣
HS｢・・・え？そう、かな。｣
なんだろう、よく分からない。
NJ｢・・・嗚呼、ジョングク。
腕、見てみろ。｣
突然ナムジュン先輩に言われ見ると
JK｢うわ、なんですか！これ・・・｣
血管がこれでもかと言うほど浮かび上がっている。
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作者名：ひゅの | 作成日時：2021年2月23日 10時
