異聞奇譚 (ページ16)

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十陸ページ16

JK.

面倒臭いこと・・・

JK｢それはどんな事ですか？｣

JN｢守護霊だからまだいいが・・・
もしもこれが悪影響を与える霊だとしたら、
大変な事になるね。最悪の場合自分が死ぬことも。｣

JK｢そんなに、ですか？｣

JM｢先生、本を持ってきましたよ。｣

ジミン先輩が分厚い本を持ってくる。

厚いな・・・

何センチあるんだ・・・

JM｢あ、ありました。｣

TH｢何これ、読みにく。｣

テヒョン先輩の言う通り、文字がぎっしりと、

書かれているため読みにくさはある。

JN｢ジョングク、お前の霊は時に自由自在に
動かせなくなる場合がある。
でもそれはほとんどないから安心して？
守護という事もあり、守るのが役割だから。

・・・それと、言霊。
お前には霊を出すだけでは無くて、
言葉の通りに動かせただろ？｣

そう言えば・・・

潰せ、と言った時

確かに、呪悪は潰れた。

JK｢はい、動かせました。｣

JN｢お前が消えさせろと言えば、
霊もその通りに動くだろう。これが能力だね。｣

YG｢分かったか？｣

JK｢ええ、もちろん。｣

言霊、か。

初めて誰かに頼られた。

霊を・・・

自分が持っている霊を能力として

誰かが助かれば・・・

俺は嬉しいよ。

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