りんご飴が二十三個 ページ23
国木田｢敦、太宰を探してこい･･･｣
中島｢あ、はい！｣
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『ふわぁ〜･･･人多っ』
絶賛ヨコハマぶらぶら中。
とりあえず人の多い辺りでも行こうかなと思って実行してみれば人の多さに呑まれた。やば。
何とか抜け出せたは良いものの、スマホか何かでお店を探した方が良いなと今更ながら思う。いやぁ、現代の文明は優秀だ。
｢あれ、君は確か昨日ウチに来た女性だね？｣
『確か･･･太宰治、だっけ？人の名前覚えるのって苦手なんだよねぇ〜』
太宰｢問題ないよ、当たってる。所で、ここら辺で何をしていたんだい？｣
『ん？ヨコハマ観光』
太宰｢おや、てっきり情報収集か何かかと思っていたが｣
『やだやだ、私本音仕事嫌いだし』
太宰｢それは素直だ、そうだ！どうせなら私が案内してあげようか？君はよりは詳しいさ｣
『え、良いの〜？じゃ、頼もっと。んじゃ美味しいりんごを売ってるお店知ってる〜？りんご飴がそろそろ尽きそうなんだよね』
太宰｢女性と話すことは多いけどいきなりりんごを売る店を聞かれたのは初めてかなぁ･･･｣
そう言う太宰ちゃんは何処かに向けて歩いているようだったから、ついて行こ。
･･････ピンヒール歩きにく。いつものブーツが恋しいよぉ。
京都高専も東京高専もそうだけど、都会でも郊外に位置するからこうして外にでてふらつくってあんま無いんだよね、新鮮。
だって町で呪詛師見つけても、その場じゃ祓えないじゃん？
ヨコハマはレンガ造りの建物が多く、少しヨーロッパ風に見えて素敵な町並みをしている。
でもその一歩外れた路地裏ではポートマフィアやらがうじゃうじゃいんだから見かけに寄らない。
太宰｢はい、此処の果物は甘くてお勧めだよ｣
『ふむ･･･じゃおじさーん！コレとコレ、後コレでしょ？んでアレとソレにアッチのも頂戴〜』
｢沢山買うね嬢ちゃん！はい、一個おまけ｣
『ひゃっふぅ！ありがと〜』
太宰｢沢山買ったねぇ、そんなに食べるの？｣
『コレでもまだまだ足りないよ〜？コレの五倍は欲しいかな！』
太宰｢え、そんなに？んじゃ、持とうか。重いでしょ｣
有無を言わせず太宰ちゃんが袋奪ってきた。包帯の巻かれているその細腕の何処からそんなパワーが出てくるんだか。
ま、ありがたくお願いしちゃお。
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通りすがりの樋口 - あなた様は神様ですか！？更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年8月30日 12時) (
レス) id: 81c14bd0e3 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴@東方＆文スト大好き人間(プロフ) - とっても面白いです！！続きが楽しみすぎる……！！！それでなんですが、第「三」勢力との描写ですが、ポートマフィア、武装探偵社の他に異能特務課もあるので、第「四」勢力とする方が良いかと思われます！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 61e081417a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年8月20日 20時) (レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 神作！神作！面白すぎです！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 凄い面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月19日 15時) (レス) id: f0a52413d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kaoru | 作成日時：2021年8月18日 1時
