りんご飴が十七個 ページ17
『あ、皆も見回り〜？』
伏黒｢ま、考えなきゃいけないことより今は見回りですから｣
『伏黒ちゃんドライ〜』
あのままベッドに身を放り込んで眠ってしまっていたみたい。起きたら六時間経ってた。
見回りの時間遅めとは言えちょい寝過ぎたかも。
まだ眠い目を必死に起こしながらトタトタと階段を下りると、案の定皆いた。
ホワイトボードに地図を広げていたから、担当範囲決めだろうね。
りんご飴をかじりながらホワイトボードが見えるソファに座る。お、ふわふわじゃん。
な〜んか憲紀ちゃんがピリピリしてるけど大丈夫かな〜？
伏黒｢此処は俺達で十分回せます。加茂さんは違うとこ回れば良いじゃないですか｣
加茂｢そこに三人も回されるのは進められない。ただでさえ範囲が広いというのに！｣
釘崎｢私達の範囲を広げればいいじゃない！｣
加茂｢ではもしそこでポートマフィア達と遭遇でもしたらどうするのだ！
お前達の独断で話す話さないは決められないのだぞ！｣
『ん〜？何でそんなに悩む必要あるの〜？』
加茂｢A･･･お前ももっと近づいて参加したらどうなんだ｣
『･･･ねぇ憲紀ちゃん？タメは許したけど年上ヅラしないで？気持ち悪いからね〜』
虎杖｢ま、まあまあ！とにかくAさんにも話聞いてもらえば良いんじゃね！？｣
虎杖ちゃんナイス！
二人から聞いた意見を纏めると〜･･･
伏黒ちゃんは最も話の多いA地区の担当に一年ズ三人を回し、負担を減らそうとした。
対して加茂ちゃんはA地区に自分が就き、一年ズをバラバラに置いた方が合理的だ言ってた。
『言っとくけど〜、別にA地区が激戦区な訳じゃないよ？』
釘崎｢え、どういうこと･･･？｣
『別に"目撃情報"が多かったからA地区が激戦区と考えるのは良いけど。
A地区の地形的な問題ね、人をこっそり狙うならD地区が一番最適
零息は勧誘をするほど用意周到。こ〜んなバレやすい場所を選ぶ訳がないんだよね。
だからD地区に憲紀ちゃんと一年ズ一人。A地区に残りの一年ズ。残りは私が受け持つ』
加茂｢何故地形まで！？｣
『地図見れば大体分かるじゃ〜ん。んじゃ、行ってきま〜す』
ホワイトボードの前で立ち尽くしている彼らをそっちのけにして、建物から出る。
こういう長期任務には地形把握も大事！彼らも学んでくれたかな〜？
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通りすがりの樋口 - あなた様は神様ですか！？更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年8月30日 12時) (
レス) id: 81c14bd0e3 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴@東方＆文スト大好き人間(プロフ) - とっても面白いです！！続きが楽しみすぎる……！！！それでなんですが、第「三」勢力との描写ですが、ポートマフィア、武装探偵社の他に異能特務課もあるので、第「四」勢力とする方が良いかと思われます！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 61e081417a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年8月20日 20時) (レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 神作！神作！面白すぎです！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 凄い面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月19日 15時) (レス) id: f0a52413d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kaoru | 作成日時：2021年8月18日 1時
