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次の日、私の靴箱はいつもと違った。
ああ、怖い、昨日の今日だよ。
いつもよりも雑に、暴言のが書かれた紙が
大量に入っていて、
なんなら靴箱自体に油性ペンで書かれている。
そして、上履きが見当たらない。
はあーこんなことなら
前もってスリッパぐらい持って来れば良かった。
私がこんなに冷静なのは
心当たりがあるからだ。
昨日、田中くんと私が一緒にいるところを
みた人がいるのだろう。
しかし、さすがに油性ペンの文字を消すには
それなりの用意がいるし、
靴下で廊下や教室を歩き回るわけにもいかないし
どうしたもんかね。
ため息を一つ、小さくこぼすと
「何これ」
『あ、松村くん』
哀れそうに見て見ぬ振りをしていく生徒の中、
私の靴箱を見て私よりも大きいため息をついたのは
松村くんだった。
「とりあえず、生徒会室おいで。
上履き貸せるのあるから」
松村くんは私の靴箱をパタンとしめると
そのまま腕を引っ張って生徒会室まで連れてきてくれた。
『あ、ありがとう』
足のサイズを聞かれ、ぴったりのサイズはなかったらしく
少しだけ大きい上履きを持ってきてくれた。
「ゴミ捨て場とかにあるかもしれないし
持っていかないよう頼んでおくから」
松村くんはどこまでも優しくて、
私は言葉に甘えて放課後にゴミ捨て場を探すことにした。
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Runaaaaa(プロフ) - いなさん» 盗作について、数人の方からご報告をいただき、違反報告をしてまいりましたが対応がなされませんでした。しかし、昨日他に被害に遭われていた作者様からアカウント消去の対応がなされたと教えていただきましたので一件落着かと存じます。ご報告ありがとうございました。 (2020年5月31日 10時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 突然すみません。プリ小説というサイトでこちらの作品が作品名から内容まで全てコピペで掲載されています。他の作者さんも無断転載?盗作?の被害に合っているようなので、取り急ぎ報告させて頂きました。 (2020年5月30日 2時) (レス) id: 84bd05b399 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - 澪さん» そこことについては、是非移行先で…!笑 お楽しみくださいませ。 (2019年11月30日 12時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - おむらいすさん» 以降いたしましたので、ぜひご覧ください!よろしくお願い致します! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす(プロフ) - 移行まってます!!! (2019年11月29日 16時) (レス) id: baf496e719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Runaaaaa | 作成日時:2019年11月7日 20時