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さっきは躊躇した皇輝くんの部屋のドアも開けずにはいられなかった。
『好きになってごめんね、ってなに…』
皇輝くんは私のことなんでもわかってくれていたから私も皇輝くんのことならなんでもわかると思ってた。
でもそうじゃなかった?
なんで何も言ってくれなかったの?
『……、っ、どこ?』
皇輝くんの部屋に入っても居場所の手がかりになりそうなものは何も置かれていない。
でも最後に入った時に机の上に置いてあった本屋文房具類は全部ない。
思い切ってクローゼットを開けてみると、
皇輝くんの服は何一つ置かれていない。
でもたった一つ保管されていたのは昔のアルバム。
『……あ、電話、すればいいんだ』
焦っていると何も頭が働かなくなる。
急いでアプリを開いて皇輝くんに連絡をする。
居場所がわかると思っていた私が馬鹿だったのか、
電源が切られているため、通話できないと。
『……うわぁ、懐かしい』
無意識に開いたアルバムには小さかった頃の皇輝くんと星輝くん、そして私。
2人に囲まれて幸せそうに笑ってる。
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リリー(プロフ) - とても素晴らしい作品でした。途中感情移入し過ぎて涙が止まらないシーンもありました。私自身バイセクシュアルでありアセクシュアルであり、リスセクシュアルと色々当てはまるセクシュアリティがあります。共感シーンや改めて知れたセクシュアリティを、有難うです！ (8月1日 0時) (
レス) @page46 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃ(プロフ) - 全部読ませて頂きました。他の作者さんが書かないようなテーマだったので、とても面白かったです！ (2021年2月10日 2時) (レス) id: 10d83050d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ
| 作成日時：2021年1月30日 18時
