君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ6)

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結星「うまっ、これ」

『ふふっ、そんな目開くことある?笑』

結星「いや、まじで美味しいんだって!食べる?」

私が女の子が好きであることをカミングアウトした後も、長瀬くんのおかげで重たい雰囲気になることはなかった。本当に素敵な人だ。

『ん、美味しい!』

結星「ね?言ったでしょ?」

傍から見たらカップルに見えるかもしれない私たちの行動。
私は男女の友情は当たり前に存在すると思う。
確かに好きになることもあるかもしれないけど、
距離の近い男女が必ずしもカップルとかそういった
関係には当てはまらないってことを知ってほしい。

結星「俺、全然そういう知識ないんだけどさ」

『…うん、』

結星「ゆかりちゃんは自分のこと変だとか思わないで居てほしい」

『ありがとう』

結星「こっちこそ、言ってくれてありがとうね」

それからまた少し話して、
2人で本屋さんに行き大学の過去問を買い、
長瀬くんに家まで送ってもらった。

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