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嬉しくてたまらない ページ13
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月曜日。
なんとなく長瀬くんに会えないかなと思って、前に長瀬くんが乗ってきた号車のドア付近に立ってみた。
乗ってくるかはわからないけど、期待していたことがバレたら恥ずかしいからいつも以上に本に集中する。
「ゆかりちゃん?」
『……っ、長瀬くん!』
結星「ごめん笑そんなびっくりすると思わなかった」
『ううん、大丈夫!』
結星「本読んでるの邪魔しちゃった?」
『いや、本はいつでも読めるから』
結星「そっか、」
『昨日は、ありがとうね』
結星「こちらこそって感じだよ。楽しかったし、ゆかりちゃんのこともっと知れた気がして嬉しかった」
私をより多くのことを知れて嬉しいと思ってくれる人がいて、逆に私はそれが嬉しかった。
私の深いところまで知ったら離れていってしまう人が多くいると思っている中で、そんな人がいると幸せに感じる。
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作者名：ルナ
| 作成日時：2021年1月24日 21時
