君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ8)

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『私、星輝くんにもちゃんと言おうと思う』

皇輝くんは私のその言葉に驚いた顔ひとつせず頷く。まるで私がそう決意したことをすでに知っていたかのように。

皇輝「そう言うと思ってたよ」

『なんで?』

皇輝「俺、ゆかりのことならなんでもわかるから笑」

『さすがだね笑』

皇輝「俺も言おうかな」

『いいね、三兄弟の秘密』

皇輝「夕飯までまだ時間あるし、行く?」

『うん、』

私はひとまず自分の部屋に荷物を置きに行って、そのまま星輝くんの部屋まで行く。
皇輝くんは飲み物を持ってくると言ってキッチンに入っていった。

星輝くんの部屋のドアを3回ノックして、声を聞いて部屋に入る。

星輝「どうしたのー」

『お話しよーって言いに来た』

星輝「ここで?」

『うん、忙しかった?』

星輝「見ての通り全く忙しくない」

『良かった良かった、皇輝くんも来るよ』

星輝くんは読んでいたマンガを閉じて、抱えていたクッションを私に渡してくれて、ちょうどそのタイミングで皇輝くんが部屋に入ってきた。