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気持ちが沈んだまま、今日一日が終わる。
(はぁ。)
＜Bu-bu-bu＞
ポッケで携帯が鳴った。
(勇太からだ。)
＜もしもし？＞
＜＜あ、A？今どこにいる？＞＞
＜えっと、もうすぐ家に着くところ。＞
＜＜今、Aの部屋の前にいるんだけど。＞＞
(えっ..今日会う約束してないけど。)
＜＜Aに話したいことがあって。＞＞
＜話したいこと...＞
＜＜うん。とりあえず気を付けて帰ってきて。じゃあまた後で。＞＞
話したいことって....
心なしか、勇太の声が冷たく聞こえた。
それに今まで急な連絡で会いに来たことなかったし...
もしかして...別れ話かな...
家まであと１０分。
その１０分間、
私なんか...やっぱり勇太の彼女としてふさわしくなかったんだ。
勇太に気を使わせちゃってたんだ...
こんな風に自分を責め続けた。
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作者名：秋風 | 作成日時：2020年1月11日 2時
