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でもそんなある日、
彼の意外な一面を知った。
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「...何かあった？」
ボーっとして心ここにあらず状態の勇太。
『えっ、あぁ..うん。仕事でちょっとね...』
そういえば少し前に、
大きなプロジェクトを先輩から任せてもらったって言ってたけど、
きっとそのことで何かあったのかも。
「私で良ければ、聞くよ？」
『...ありがとう。』
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勇太の話によると、
先輩は彼の仕事の出来をかってプロジェクトに推薦してくれたとのこと。
本人もその期待に応えるために色々準備も頑張ってる。
でも、プロジェクト内では年齢が一番若く
勇太をよく知らないおじさん上司たちには、
見た目だけで判断されてしまい、本質部分を中々見てもらえないとのこと。
これまで、”気にしないでいよう。”って笑顔で頑張ってたけど、
最近、キツイかなって思っちゃったみたい。
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.
見た目だけで判断か...
その話を聞いて、私も反省する。
勇太が悩んでること全然気づいてあげられなかった..
どっかで勇太は”完璧”なんてフィルターをかけて見てたのかもしれない...
『ごめんね、こんな話。Aとせっかく一緒にいるのに...』
「えっ...」
『でも、Aに話したら気持ちが軽くなった！ありがとう。』
なんだかすごく、
気をつかわせちゃってる？わたしって...
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作者名：秋風 | 作成日時：2020年1月11日 2時
