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何も言えなかった。
ロボロはそう思っていたんだって。
私が一緒にいることを、恋心ではなく。
私がロボロに執着しているだけだって。知った。
「でも。私、本当にロボロが好きで…」
rbr「もう強くなったんやろ…？俺に執着しちゃあかん。ほら、他の誰かと一緒に」
「違うよ！違うの。本当に好きなの…」
rbr「A、こんなになるまで一緒にいてごめん」
「ロボロじゃなきゃ…嫌なのに…」
rbr「俺じゃダメなんだって」
・
ずっと言いたかった思い。
研修会の時はドア越しで伝えられなかった。
でも今はそばにいる。それなのにずっとずっと遠い。
どこから私の思いは伝わらなくなったんだろう。
・
何を言っても伝わらない。そう実感した。
・
泣きじゃくる私をロボロはゆっくりと抱きしめる。
ずっと、この時が止まってほしい。そう思った。
このまま、ずっと。
・
rbr「俺、もう行くな」
そう言って、落ち着いた私をゆっくり放して。出て行った。
待っての一言も言えなかった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
次の週から、テスト期間に入った。
サークルにも顔を出さすに、大学構内では一人で過ごすようになった。
誰かと一緒にいても、上手に笑えない気がしたからだ。
・
食堂で一人で食事をとっていると、高本先輩…と、合コンに来ていた女性の先輩二人がいた。
高本「Aちゃん、あの時はごめん」
そう切り出した。
「……」
答える気にもなれなかった。
女１「私たちもごめん、調子乗ったというか…」
女２「本当に悪いことしたと思っている…」
「…先輩方、私は大丈夫です。ただ、殴ったロボロにも謝って下さい…」
高本「あぁ。…後さ、両親が離婚して、年の離れた弟がいるって話…あれ舞鶴から聞いたのは本当だけど、舞鶴もロボロから聞いたんじゃないって…舞鶴はたまたま通りがかった会話を盗み聞きしただけって言ってた…」
「わざわざありがとうございます…」
ただ会話を切り上げたかった。
女１「あと、舞鶴から伝言…ロボロくんと別れたって」
・
一瞬動揺した。
・
「私には関係ないことです」
そして平静を繕った。
・
・
つまらない毎日だ。
・
ロボロがいただけであんなに色鮮やかだったのに。
今は、何にも感動できない。
・
試験勉強をしようと図書館に行くが、この時期はいっぱいだった。
仕方なく、空き教室に向かう。
そこには、舞鶴先輩がいた。
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宙舞@不破狂??(プロフ) - 儚すぎる…ずっと泣いちゃう… (9月4日 13時) (
レス) id: 5374b343f1 (このIDを非表示/違反報告)
いねむり - rbさんの久しぶりに見たんですけどめっちゃ感動して涙止まりませんでした、、！二人すれちがっててめっちゃむず痒いですね`^´ (8月19日 18時) (レス) @page50 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
蒼威(プロフ) - 感動と胸キュンをありがとうございます🙇涙が止まらんです（ ; ; ）ドキドキも最高でした！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page50 id: 2eebd6e961 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。この作品でさら様になにかいい影響があったらなら作者も嬉しい限りでございます。すごく率直な感想、とても聞けて作者自身、嬉しい限りでございます。すごく書き気力にもつながりました。重ねてになりますがありがとうございます！ (2022年8月27日 1時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
さら - クラスメイトに言われた一言ですごく傷が付き、真夜中ながら心の穴を埋めたくて拝見させて頂きました。 最後のシーンで涙が溢れてしまって、クラスメイトのことなんかどうでも良くなりました。久しぶりに心から泣けました。この作品と作者様に心から感謝申し上げます。 (2022年3月22日 23時) (レス) @page50 id: c775ccb355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2021年12月1日 0時
