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ロボロはそういって、高本先輩の手を振り払った。
高本「こんな経験もない女……」
ロボロの顔が豹変した。
rbr「言わせておけば」
高本「俺にビールかけたお返しさせろよ」
そういって高本先輩は、手元にあったハイボールを持って
ロボロに向かってかけようとする。
「だめ！」
私は咄嗟に庇った。
全身ハイボールまみれになる。
rbr「お前！」
そういって今度はロボロが高本先輩に殴りかかった。
すると、
zm「おい！ロボロ！」
tn「タンマタンマ！」
そういって個室にゾムや、トントン…というかゲーム制作サークルメンバー全員が入ってきた。
ゾムがロボロを押さえつけ、トントンが高本先輩を押さえつける。
rbr「ゾム離せ！こいつはAを傷つけたんや！」
zm「冷静になれって！」
・
・
その後私たちは店員につまみ出される。
ロボロの手当てをするために、一旦、私とロボロは私の家に行くことにした。
高本先輩はまだ興奮しており、ゾムやトントン、ゲーム製作サークルのメンバーが仲介して落ち着かせることになった。
私たちは、タクシーを捕まえ、家に向かう。
・
タクシーの中は、無言だった。
ロボロは、ずっと外を向いており、どんな表情をしているかわからなかった。
・
rbr「俺のせいで、ごめん。綺麗な服、ハイボールまみれにさせた」
「ロボロのせいじゃないよ。夏だし風邪ひかないし、服は洗えばいいし」
rbr「ごめん、傷つけて。約束したのに…」
「……」
答えることができなかった。
これ以上答えたら、またロボロに責任を押し付けそうな気がした。
【約束】
その言葉がロボロを、締め付けている。
そう感じてしまった。
・
家に着き、部屋まで上がる。
タオルと、いつかのゲーム制作サークルメンバーが置いてきたスエットを渡し、
血のついた服を簡単に手洗いし洗濯機に入れた。
そして、ハイボールまみれの体を綺麗にするためにシャワーを浴びた。
ドライヤーで乾かし、ロボロの隣に座る。
・
「いたんだ」
rbr「ゾム達にはめられた」
「…なるほど」
rbr「もっと早く来ればよかったな。すまん」
「ううん、こちらこそ、心配けけてごめん」
rbr「心配なんて…当然やろ約束したんやから、Aに誠実でいるって」
「……」
気づいてしまった。
この約束さえなければ
ロボロは今日傷つかなかったのではないか？
私が彼の自由を奪っているんだ。
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宙舞@不破狂??(プロフ) - 儚すぎる…ずっと泣いちゃう… (9月4日 13時) (
レス) id: 5374b343f1 (このIDを非表示/違反報告)
いねむり - rbさんの久しぶりに見たんですけどめっちゃ感動して涙止まりませんでした、、！二人すれちがっててめっちゃむず痒いですね`^´ (8月19日 18時) (レス) @page50 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
蒼威(プロフ) - 感動と胸キュンをありがとうございます🙇涙が止まらんです（ ; ; ）ドキドキも最高でした！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page50 id: 2eebd6e961 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。この作品でさら様になにかいい影響があったらなら作者も嬉しい限りでございます。すごく率直な感想、とても聞けて作者自身、嬉しい限りでございます。すごく書き気力にもつながりました。重ねてになりますがありがとうございます！ (2022年8月27日 1時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
さら - クラスメイトに言われた一言ですごく傷が付き、真夜中ながら心の穴を埋めたくて拝見させて頂きました。 最後のシーンで涙が溢れてしまって、クラスメイトのことなんかどうでも良くなりました。久しぶりに心から泣けました。この作品と作者様に心から感謝申し上げます。 (2022年3月22日 23時) (レス) @page50 id: c775ccb355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2021年12月1日 0時
