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そして合コン当日。
私はエミさんと駅で集合してからお店に向かうことにした。
７月上旬。
梅雨がすぎ、暑い夏の夜だった。
お店について、エミさんが名前を言うと席まで案内された。
小ぎれいな居酒屋で個室というよりはカーテンで仕切った程度の簡単な席だった。
店全体会話で賑わっている、少し騒音のある所だと思った。
個室に入ると
女性二人、男性二人がもう先に席についていた。
一人の男性は見たことないが、二人の女性、一人の男性は見たことがあった。
…………舞鶴先輩のグループの人だ。
研修会で、私に視線を向けていた人たち。
懇親会で、ロボロの元に来た人たち。
緊張し始める。
それを察したエミさんが、私にあまり注目を集めさせないように最初に口火を切った。
em「先輩久しぶりです」
私の見知らぬ男性が答えた。
「久しぶり、今日はありがとな。さ、座って」
すごく、気さくそうで私は一安心した。
しかし、他３人からの視線がすごく痛く感じた。
・
・
簡単な会話をして少しだけ気がほぐれる。
エミさんの先輩であるドイツ語学科の先輩はすごくいい人そうだった。
でも…
少しだけ嫌な感じがした。
高本「Aちゃんって彼氏いるの？」
「い、いないです」
女１「高本とAちゃんってお似合いだよね」
女２「わかる」
囲われている気がするのは私だけ？
この高本って男の人と、女性の先輩二人が私とくっ付けたがっているように見える。
・
・
高本「俺さ、ずっとAちゃんのこと可愛いて思ってたんだよね。ホラでも、ずっとロボロと一緒にいたし」
「まぁ…付き合いが一番長いですから」
高本「え、そういう関係じゃないの？…ほら体とか」
「え？」
高本「だってAちゃん可愛いのに全然彼氏作らないから遊び回ってるのかと思っちゃったよ」
なんなの？
失礼すぎるこの人は。
「私にだって好きな人は…います」
高本「え？Aちゃん純愛なの？今どき」
女１「可愛い〜」
女２「高本、よかったじゃん。純粋な子が好きでしょ？」
「……」
少しだけ怒りがこみ上げてきた。
しかし怒るようなことではないと思い、黙る。
高本「でも、舞鶴もロボロのどこがいいんだろうね？」
女１「え、ロボロくんかっこいいじゃん」
女２「可愛いし、私は好きだけど」
高本「お前ら趣味悪。あいつ取り柄ないじゃん」
「あの…」
私は耐えきれず口を挟んだ。
ロボロのことだけは、言わせない。
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宙舞@不破狂??(プロフ) - 儚すぎる…ずっと泣いちゃう… (9月4日 13時) (
レス) id: 5374b343f1 (このIDを非表示/違反報告)
いねむり - rbさんの久しぶりに見たんですけどめっちゃ感動して涙止まりませんでした、、！二人すれちがっててめっちゃむず痒いですね`^´ (8月19日 18時) (レス) @page50 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
蒼威(プロフ) - 感動と胸キュンをありがとうございます🙇涙が止まらんです（ ; ; ）ドキドキも最高でした！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page50 id: 2eebd6e961 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。この作品でさら様になにかいい影響があったらなら作者も嬉しい限りでございます。すごく率直な感想、とても聞けて作者自身、嬉しい限りでございます。すごく書き気力にもつながりました。重ねてになりますがありがとうございます！ (2022年8月27日 1時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
さら - クラスメイトに言われた一言ですごく傷が付き、真夜中ながら心の穴を埋めたくて拝見させて頂きました。 最後のシーンで涙が溢れてしまって、クラスメイトのことなんかどうでも良くなりました。久しぶりに心から泣けました。この作品と作者様に心から感謝申し上げます。 (2022年3月22日 23時) (レス) @page50 id: c775ccb355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2021年12月1日 0時
