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「あら、言ってなかったっけ」
「聞いてない！」
「まあそういうことだから、ご飯は遅くなるからね」
「ええ…耐えられない」
「ならAがご飯作ってくれるの？」
そういわれて、何も言い返せなかった
母みたいに料理がうまくない私は、諦めてお母さんのパートを応援しよう
「私が帰ってくるまで耐えられないなら、なにか部活入ったら？」
バレー部のマネージャーとか、という母をぎろっと睨んで部屋に上がる
なんであんなしんどい仕事を、自ら進んでやらなきゃいけないんだ
それに私には向いてない
東峰「なあ、マネやらないか？」
私の部屋の前で、お兄ちゃんにそう言われる
「しんどいから嫌だ」
東峰「でも、Aは向いてると思うけどなあ」
「なんで？」
東峰「だって、誰かのサポートするの好きだろ？」
そういわれて思い出すのは、中学のころにやっていたマネの記憶
二年間女子バレー部のマネをやってたけど、一生懸命部活をする人の支えになっている自分が誇らしかった
それに、チームが勝った時には「私のチームすごいでしょ？」って誇らしい気持ちになる
まあ、二年の時にマネ業で足を痛めてからやめたんだけどね
私が辞めても代わりのマネはいたし、普通に部活が回っていたし
その時に気づいた、マネってただの雑用係だってことに
サポート役でも何でもない、ただスポドリを作ったり洗濯したり雑務をこなしたりするだけの人
代わりなんていくらでもいる
「別に私じゃなくてもいいじゃん、他にもたくさん暇な人いるでしょ？」
東峰「確かにそうかもな」
「じゃあなんで私にこだわるの？メリットは？」
東峰「俺が、Aがいいって思うから」
「は？なにそれ…」
東峰「それだけじゃだめか？」
「だって私は取り柄なんて勉強しかないし、仁花ちゃんや潔子ちゃんみたいにスリムで可愛いわけじゃない。こんな太ってる私に」
東峰「A、これ以上言ったら怒るぞ」
「…もういい」
そう言って、私は部屋に駆け込んだ
私は太ってる、みんなみたいに可愛くもない
ただ、自分の体についてる脂肪のせいで自分に自信が持てないだけ
わかってる、痩せれば全部解決するって
全部わかってる
「でも、食べることが好きなの」
こんな自分が嫌い
太ってる自分が嫌い
でも、自分を愛せない自分が一番嫌い
「もう寝よう」
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テディ(プロフ) - 初めまして！面白く読ませてもらってます！ただ、30の森然高校の場所ですが、神奈川ではなく埼玉なので直していただけると嬉しいです。 (2021年5月26日 14時) (
レス) id: 67badbec1d (このIDを非表示/違反報告)
エビのフリッター - パンツWwwwww(´-ω-`) (2020年11月22日 15時) (レス) id: c78e05a8b6 (このIDを非表示/違反報告)
アリ。(プロフ) - 紗痲さん» こんばんは。コメントありがとうございます。これからものんびりと続けていきますので、よろしくお願いします。コロナにはお気をつけくださいね(^-^) (2020年4月24日 19時) (レス) id: c41ef356f5 (このIDを非表示/違反報告)
紗痲 - 続きを楽しみに待ってます。体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: b7f700878d (このIDを非表示/違反報告)
アリ。(プロフ) - あさりさん» こんにちは。コメントありがとうございます。これからもマイペースに更新していきますので、よろしくお願いします(^^) (2020年4月24日 14時) (レス) id: c41ef356f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリ。 | 作成日時：2020年4月3日 16時
