肥満体型【ハイキュー】

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「ついにここまで来たかぁ…」

東峰「人、人、人…」

「情けない…エースなのに」



春高宮城大会準決勝

私たちは今日、青葉城西と戦う

インターハイで負けた、あの青葉城西

きっとあの時よりも強くなっているだろうし、もっと完成度が上がっているかもしれない

だけど、烏野だってそうだ

きっと大丈夫



菅原「にしても、昨日の伊達工凄かったなぁ」

「生で見たブロック、本当に凄かった」

東峰「A伊達工のファンだもんな、よかったなぁ」



惜しくも青城に負けた伊達工だったけど

3年生が抜けたにも関わらず、相変わらずブロックは高かった

それにあの新セッター…黄金川くんだっけ

あの子が入ったことによって、ブロックの高さは増したし、何よりもあの叩きつけるツーアタックはビックリした

来年が怖い高校ナンバーワンってことで、メモしておこう…



「あ、ちょっとトイレ行ってくる」

清水「Aちゃん1人は不安だな…」

「方向音痴だからね…いやでも大丈夫」

日向「俺もトイレ行きたいので、2人なら大丈夫じゃないですか？」

清水「じゃあ日向、Aちゃんのことよろしくね」

日向「うす！」



完全に私のおかんと化してる潔子ちゃん

まぁ仕方ない、東京でも道に迷って怒られたし

2人で遊びに行った時もよく迷子になってたから



「じゃあ日向、ここ集合ね」

日向「はい！」



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トイレを出ると、なんだか騒がしい

男子トイレの方かな…

近づいてみると、そこには日向と青城のジャージを着た…及川さんと岩泉さんか

それに、牛島若利もいる…！

これは、握手してもらわないと



「日向！」

日向「Aさん！」



日向に話しかけると、誰だ？という目でこっちを見る3人

まぁインターハイいなかったから、分かるわけないか



「烏野の2年、東峰Aです。うちの部員が何かしました？」

牛島「いや、特に問題は無い」

及川「オタクのちびちゃんに喧嘩売られてさぁ〜」

岩泉「お前からちょっかいかけたんだろうが」

及川「痛い！？」



この2人は中学の頃から有名だし、牛島さんに関しては全国三本の指に入るスパイカー

そんな人たちを生で見れるなんて、怯えてる日向に悪いけど感謝しておこう



「日向、そろそろ帰ろっか」

日向「は、はい！」

及川「じゃあね〜試合でボッコボコに潰してやるから」

「あの、牛島さん…握手してくれませんか」

牛島「あぁ、いいぞ」

岩泉「お前なんか眼中に無いぞ」

及川「酷い…」



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