23 ページ25
.
「研磨の部屋どこだろ…」
一日の練習が終わり、今は夜
マネみんなでお風呂に入って、少しガールズトークをしていたら出るのが遅くなった
それに私の髪は長いから、乾かすのだって一苦労
あれこれしていたら、研磨に伝えていた時間から少し経っていた
「音駒、ここか…」
ゆっくりと襖を開けて、中を覗く
すると、ちらっとこっちを見た研磨と目が合う
「…土下座した方がいい？」
孤爪「いやいらない…」
ちょっとした冗談のつもりだったけど、研磨は真に受けたみたいだった
そんな研磨に笑いながら、ごめんね遅れてと言って中に入る
よく見たら、犬岡と日向もいた
日向「Aさんちゃーす！」
犬岡「東根さん！こんばんはっす！」
「ごめんね、お邪魔して」
そう言って、ちょうど空いていた研磨の隣に座る
研磨はもう準備万端だ
「これ私のキャラだから」
孤爪「分かった、じゃあこのマップ行こ」
「了解、あ、日向たちは私の事気にしなくていいからね」
きっと、研磨になにか相談があってここにいるんだろうな
今日、日向はずっと何かを考えてたから
多分、影山との変人速攻のこと
犬岡「にしても、翔陽の速攻は相変わらず凄いなぁ！」
日向「でも、あのままじゃ何も変わらないんだ」
ドンピシャ
私が考えていたことと、日向が考えていたことは一緒だった
だって、今日の試合で止められはしなかったものの、何人かは日向のスピードについてきていた
その度に、何かを考え込んでいた日向だったから
きっと、これから強くなるためにどうすればいいかってことを考えてる
やっぱり、この子は強さに貪欲なんだよなぁ…
日向「そういやさ、あの音駒のミドルブロック何者なんだ？」
孤爪「あー…」
ゲームをしていた研磨がリエーフのことを紹介する
その中には、丸一日一緒だった私でさえ知らないことがあった
ロシアとのハーフかぁ…
ハーフっぽいなぁとは思ってたけど、ロシアだったのか
孤爪「リエーフは高校からバレー始めたから」
「え、高校からなの？」
孤爪「らしいよ」
「高校から始めて、あのスパイクの強さは恐怖…」
孤爪「まぁ、元々の運動神経がいいからね…」
「身長とかね」
日向「確かに！あの身長はずるい！！」
犬岡「色々恵まれすぎっす！でも負けないっす！」
1年の熱血ふたりが燃えている
そりゃそうか、あんなのが同級生にいたら
嫌でも対抗心を燃やしたくなるよな
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テディ(プロフ) - 初めまして！面白く読ませてもらってます！ただ、30の森然高校の場所ですが、神奈川ではなく埼玉なので直していただけると嬉しいです。 (2021年5月26日 14時) (
レス) id: 67badbec1d (このIDを非表示/違反報告)
エビのフリッター - パンツWwwwww(´-ω-`) (2020年11月22日 15時) (レス) id: c78e05a8b6 (このIDを非表示/違反報告)
アリ。(プロフ) - 紗痲さん» こんばんは。コメントありがとうございます。これからものんびりと続けていきますので、よろしくお願いします。コロナにはお気をつけくださいね(^-^) (2020年4月24日 19時) (レス) id: c41ef356f5 (このIDを非表示/違反報告)
紗痲 - 続きを楽しみに待ってます。体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月24日 19時) (レス) id: b7f700878d (このIDを非表示/違反報告)
アリ。(プロフ) - あさりさん» こんにちは。コメントありがとうございます。これからもマイペースに更新していきますので、よろしくお願いします(^^) (2020年4月24日 14時) (レス) id: c41ef356f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アリ。 | 作成日時：2020年4月3日 16時
