肥満体型【ハイキュー】

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一瞬、空気がシーンとなった

そりゃそうだろう、初対面の人に失礼なことを言うんだから



夜久「おいリエーフ！失礼だろうが！」

灰羽「いってぇ！？」

海「今の発言はフォローできないね」

山本「お前バカなのか！？」



山本さんと夜久さんがノッポの子を蹴り飛ばして

海さんは呆れている

他の子達はまだ固まっている状態



黒尾「お前ら、言っとくけど…こいつになんかあったら烏野の3年が殴り込みにくるからな」

犬岡「烏野の…」

芝山「3年…」



怖い…！と呟いた1年2人は震えている

どんだけ怖がられてるのあの人たち……



孤爪「…リエーフのこと、気にしなくていいから」

「…ああやって言われるのいつもの事なので、慣れてます」



そう言うと、孤爪さんは少し目を見開いて私の顔を見つめる

けどすぐに目は逸らされて、普通の表情に戻った孤爪さんはまたさっきの場所へ戻る

なんか変なこと言ったかな…



黒尾「とりあえず、東峰は烏野からお借りしたありがたいマネージャーだ、失礼なことがないようにな」

灰羽「あの、すみませんでした…」

夜久「うちの部員がすみません…」

「あー全然…いつものことなんで…」



多分、灰羽くんに悪気はなかったんだろうな

思ったことをそのまま口に出しちゃうタイプか

それか影山みたいに「気を使う」って事を知らないタイプ…？



黒尾「よし、とりあえずゲームするぞ」



その一言で、さっきまでガヤガヤしていた部員たちはコートへと向かっていく

私も仕事しなきゃな

そう思っていると、1年の子達が何か持って私に近づいてきた



犬岡「東峰さん！これボトルとスポドリの粉っす！」

芝山「今日と明日、よろしくお願いします！」

「…こちらこそ、よろしくお願いします」



私がそう返事をすると、一礼をしてコートに戻って行った

礼儀正しくて、すごい爽やかだったあの二人

それに可愛い

こう、ご飯を奢ってあげたくなる二人というか…

養いたいタイプ


…うちの1年と変わってくれないかな



「なんでうちの1年は、生意気なのと単細胞だけなんだろ…」



唯一の癒しは山口

可愛いし、月島みたいに嫌味なんて言わないし

影山日向の変人コンビみたいに、思ったことをすぐに言ったりもしない

そんな山口が、音駒の1年と混ざったら…

楽園……？



孤爪「うちの1年はあげないから…」

「…なんで考えてること分かったんですか」



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