肥満体型【ハイキュー】

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時間というものはあっという間に過ぎる

毎日勉強して、田中とノヤに教えて

仁花ちゃんが正式に入部して

あとは、久しぶりにやるマネの仕事に苦戦してたら



「いつのまにテストが…」

花凛「余裕なくせに」

「…それは否定できない」

花凛「ほんっとムカつく！」



胸も大きいくせに勉強できるとかバチ当たれ！と叫ぶ花凛を横目に、ふと思い出す

そういえば、遠征もうすぐだよな

パジャマとか用意しなきゃな、と呑気に考えていた



花凛「今日でテスト終わるし、遊びに行く？」

「部活は？」

花凛「さすがに休み」

「ホワイト部活だね」

花凛「で？行くの？行かないの？」

「遠征に必要なもの買いに行きたい」

花凛「仕方ない、ついて行ってやるよ」



ドヤ顔イラつくなぁと思うけど、本人には言わない

怒ったら面倒だからね



『ほら席つけ、テスト始めるぞ』



憂鬱だ…

早く終わらないかなぁ…



.



『はい、解答用紙集めてー』



終わった

やっとテストが終わった



花凛「よし、行くよ」

「買わなきゃいけないものなんだっけなぁ」



パジャマ、歯ブラシ、ハンドクリーム…

指を折りながら数える



花凛「あれ、縁下たちだ」

縁下「おー、お前らもあそこ行くのか」



あそこっていうのは、学校からバスに乗れば行ける距離にできたショッピングモール

最近できたばかりで、田舎にしては珍しく栄えている場所だ



成田「なぁ、テストどうだった？」

「んー、普通」

縁下「今回意外と簡単だったよな」

木下「お前らの頭が欲しい…」

花凛「まぁ元気だしなよ」

木下「お前も余裕だろうが…」

花凛「まぁねー」

木下「クッソ腹立つ！全員俺に何か奢れ！」

成田「まぁ落ち着けよ、田中と西谷よりはマシだろ」

「あれと同じぐらいだったら、相当やばいよ」

木下「さすがにあれと同じはないわ」



友達とこうやって騒ぎながらバスに乗って、いつのまにか着いたのはでっかい建物の前

まさかここ宮城にこんなものができるなんて…



花凛「じゃあ、まず服見に行こっか」

縁下「おれらもTシャツ見に来たんだよ」

花凛「どこまでも一緒だな」

「まぁ仲良しだからね」



そう、私たちは一年から仲がいい

木下だけはクラスが違ったけれど、バレー部つながりでいつのまにか仲良くなっていた



「このTシャツ、お兄ちゃんみたい…」

花凛「うわ、髭の感じとかまんまじゃん」

「これにしよ」

花凛「相変わらずのブラコン…」


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